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» 2021年07月29日 12時00分 公開

2基のUSB Type-Cポートでパススルー給電にも対応! レノボの「ThinkVision M15」を試して分かったことモバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

レノボ・ジャパンの15.6型モバイルディスプレイ「ThinkVision M15」は、2基のUSB Type-Cポートによるパススルー給電に対応するなど多機能なモデルだ。

[山口真弘,ITmedia]

 レノボ・ジャパンの「ThinkVision M15」は、USB Type-C接続の15.6型モバイルディスプレイだ。USB Type-Cポートを本体の左右側面に搭載し、レイアウトを気にせずに接続できる他、パワーパススルー機能により、サブディスプレイとして使用しながら本製品経由でノートPCを充電することも可能だ。

 同社のモバイルディスプレイはこれまで14型しか用意されておらず、今回の製品は初めての15.6型ということになる。メーカーから製品を借用したので、レビューをお届けする。

ThinkVision M15 レノボ・ジャパンの「ThinkVision M15」。ボディーサイズは約360(幅)×235.5(奥行き)×16.3(厚さ)mmだ

スタンド一体型でスリーブと合わせて1kg未満と軽量

 まずは基本スペックから見ていこう。画面サイズは15.6型、解像度は1920×1080ピクセルのフルHDで、最大で1677万色の表示に対応している。IPS液晶を採用しており、光沢なしの仕様だ。タッチ操作には対応していない。

 輝度は250ニト、応答速度はオーバードライブオンで6ms、オフで14msとなる。視野角は水平/垂直ともに178度と広く、コントラスト比は1000:1だ。

 ベゼルは上と左右が狭額縁で、下側のみ厚みがあるという、14型モデルと共通のデザインだ。正面にThinkVisionのロゴ、背面にレノボのロゴはあるものの、全体的にスッキリとしている。カラーは同社のノートPC「ThinkPad」シリーズに合わせた黒を採用する。

 スタンドは本体と一体化しており、持ち歩く際は背面にくっつけるようにして折りたたむ。角度調整の自由度は高く、安定性もある。さらに底面には高さを調整できるギミックも備えており、ノートPCと画面の高さを合わせやすいのも利点だ。

ThinkVision M15 画面サイズは15.6型で、既存の14型モデルをそのまま大きくしたような見た目だ
ThinkVision M15 背面。スタンドは本体と一体化している
ThinkVision M15 角度は垂直までとされているが、実際には写真のようにわずかに前傾可能だ
ThinkVision M15 スタンドを完全にたたんだ状態。段差ができてしまうのは致し方ないところだ
ThinkVision M15 背面にVESA互換のベース取り付けキットを用いて壁面などに取り付けられる
ThinkVision M15 底面のスタンドを用いて高さを調節できるのは、他社の製品にないメリットだ
ThinkVision M15 ベゼルは狭額縁で、画面との間に段差があるタイプだ

 重量は公称で約860g、実測では874gとなっている。スタンド一体型としては十分に軽量と呼べる。持ち歩きには付属のスリーブを用いるが、それを足しても重量は実測963gで、1kgの大台を切っているのは優秀だ。

 接続方法はUSB Type-Cのみで、HDMI接続はサポートしない。そのため付属のケーブルはUSB Type-Cケーブルのみとシンプルだ。

 気をつけたいのはスピーカーを内蔵しないことで、イヤフォン端子も省かれており、音声はデバイス側で再生するという割り切った仕様になっている。

ThinkVision M15 付属のスリーブ(右)と並べたところ
ThinkVision M15 ThinkPadライクなカラーリングが特徴だ。厚みはそこそこあり、耐衝撃性能は高い
ThinkVision M15 本製品単体では実測874gだった
ThinkVision M15 スリーブに入れた状態では実測963gと1kgを下回る
ThinkVision M15 USB Type-Cケーブルに加え、壁面取り付け時に用いるクリップが2個付属する

 続いて、インタフェース回りを見ていこう。

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