先週の新製品でとりわけ注目を集めていたのは、ASRockのIntel Z690チップセット搭載マザーボード「Z690 AQUA」だ。水冷システムと接続して、CPUやVRMなどの熱を処理する構造を採用した超ハイエンドモデルで、世界500台の限定生産となる。価格は19万円弱(税込み、以下同様)だ。サイズはE-ATXとなる。
複数台を入荷したショップが多いが、発売日に売り切れたというコメントもいくつかあり、売れ行きは上々のようだ。パソコンSHOPアークは「第12世代対応のAQUAを待っていた方も少なからずいらっしゃいますからね。これだけのお値段でも、刺さる人に刺されば売れるという。すごいですよね」と話していた。
Z690チップセット搭載の水冷対応マザーとしては、2021年12月末にギガバイトから「Z690 AORUS XTREME WATERFORCE」が28万4000円弱で、2022年2月初旬にASUS JAPANから「ROG MAXIMUS Z690 EXTREME GLACIAL」が26万円弱で登場している。いずれも発売当初から反響があり、市場在庫は少な目だ。
あるショップは「こういう超ハイエンドマザーを狙うエンスーな人はいますね。世代ごとに買うパターンはもちろん、中には同じ型番を複数台買うということもありますね。転売などの目的ではなくて自分用に。どう活用しているのかは謎ですが」という。
オリオスペックは「予算的にも自作の幅がグンと広がっているのは確かですよね。トータル100万円を超えるマシンがあっても、引かれずに受け入れられるという」と語っていた。
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