今回利用したSSDはCrucialの「P5 Plus」で、容量は1TBだ。同社初のPCI Express 4.0 x4インタフェースを採用したハイエンドモデルで、シーケンシャル読み出しが毎秒6600MB、シーケンシャル書き込みは毎秒5000MBという公称値を持つ。
CrystalDiskMarkの結果は、ほぼ公称値通りでPCI Express 4.0 x4ならではのスコアだった。
次に「CINEBENCH R23」だが、Single Core/Multi Coreともに省スペースPCとしては非常に高いスコアを記録した。とはいえ、電力リミットを65Wにしているため、CPUの負荷100%が長時間続く場合などでは、16コア24スレッドのCore i9-12900が本来備えているパフォーマンスを引き出せない。
ここからは、GeForce RTX 3060利用時に加え、グラフィックスカードを抜いた状態(Intel UHD Graphics 770を利用)の両方でテストを実行した。
まずシステム全体のパフォーマンスを計測する「PCMark 10」では、Essentials(日常操作)、Productivity(オフィス)、Digital Content Creation(クリエイティブ)、Gamingのいずれも1万オーバーと非常に高いスコアを残した。
一方のIntel UHD Graphics 770でもGamingを除けば良好なスコアで、ビジネス用途では不満なく利用できる性能を備えているのが分かる。
グラフィックス回りの「3DMark」でもGeForce RTX 3060搭載機として良好な結果を残しており、最新のゲームタイトルをフルHD解像度で、水準以上の画質で快適にプレイできるだろう。
次に、実際のゲームをベースとするベンチマークテストを実行した。
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