Ryzen Threadripper PRO 3000シリーズとRyzen Threadripper PRO 5000シリーズの機能比較。最高クロックが4.5GHzに引き上げられた他、CCX(CPUコアとL3キャッシュがセットになったユニット)の構造変更により最大で合計256MBのL3キャッシュを備えるようになった
IntelのXeon W-3300シリーズとの比較。あらゆる面でRyzen Threadripper PRO 5000シリーズの方が優れているということをアピールしているが、特に企業向けの管理機能(Intelでいう「Intel vPro」)の有無は用途によっては大きいかもしれない
最上位の「Ryzen Threadripper PRO 5995WXは、Xeon Platinum 8280(2.7GHz〜4GHz、28コア56スレッド)を2基搭載したシステムを比較するとコア当たりの消費電力を最大67%削減しつつ、最大39%高速な3Dレンダリングを行えるという。CPUの想定用途を考えると、本来Xeon Platinumと比べるべきはEPYCシリーズなのだが、どうやらRyzen Threadripper PROでも十分に“勝てる”ということをアピールしたいようである
Ryzen Threadripper PRO 5000シリーズのラインアップ
Ryzen Threadripper PRO 5000シリーズのラインアップは以下の通りとなる。
Ryzen Threadripper PRO 5945WX(4.1GHz〜4.5GHz、12コア24スレッド、70MBキャッシュ)
Ryzen Threadripper PRO 5955WX(4.0GHz〜4.5GHz、16コア32スレッド、72MBキャッシュ)
Ryzen Threadripper PRO 5965WX(3.8GHz〜4.5GHz、24コア48スレッド、140MBキャッシュ)
Ryzen Threadripper PRO 5975WX(3.6GHz〜4.5GHz、32コア64スレッド、144MBキャッシュ)
Ryzen Threadripper PRO 5995WX(2.7GHz〜4.5GHz、64コア128スレッド、288MBキャッシュ)