AMDでは、ISV(独立ベンダー)と強力して、各種ソフトウェアのRyzen Threadripper PRO 5000シリーズへの最適化を進めている。主な最適化対象のソフトウェアは以下の通りだ。
PCI Express 4.0バスのスロット数やコア/スレッドの多さから、AMDは多くの場面でRyzen Threadripper PRO 5000シリーズがXeon W-3300に勝ることをアピールしている。
「Autodesk Maya」を使って双方向グラフィックスを描画した際のパフォーマンスと、「CrystalDiskMark 8」を使ってストレージ速度を比較したグラフ。CPU自体はもちろん、入出力もより高速であることをアピールしている
「Unreal Engine」と「Chromium」のプログラムのコンパイル時間の比較。64コア128スレッドのRyzen Threadripper PRO 5995WXは、38コア76スレッドのXeon W-3375と比べて最大で37〜40%の高速化を図れるという
After Effects、Chaos V-Ray、Mayaを利用したレンダリングパフォーマンスの比較。これもXeon W-3375よりもRyzen Threadripper PRO 5995WXの方が高速だという
Ryzen Threadripper PRO 5995WXをXeon Platinum 8280を2基搭載したシステムといろいろなソフトウェアにおけるパフォーマンスを比較。ただし、Xeon Platinum 8280には「Xeon Platinum 8380」(2.3GHz〜3.4GHz、40コア80スレッド)という後継製品が出ているため、それを2基構成とした場合と比べるとどうなるのかというのは気になるところだ(消費電力はさておき)
エントリークラスのRyzen Threadripper PRO 5945WXでも、Xeon W-2295(4.6GHz〜4.8GHz、18コア36スレッド)の置き換えに十分なパフォーマンスを備えていることをアピールしている
Ryzen Threadripper PRO 5000シリーズは、Lenovoのデスクトップワークステーション「ThinkStation P620」の新モデルが搭載第1弾製品となる。ただし、ThinkStation P620以外の製品の登場時期は発表されていない
Intelが「第3世代Xeonスケーラブルプロセッサ(Ice Lake)」を発表 最大40コアで処理能力を向上
AMD、TDP 65Wの「Ryzen 7 5800」「Ryzen 9 5900」を発表
AMDが64コア128スレッドの「Ryzen Threadripper 3990X」のリリースを予告
64コア128スレッド! ワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」がデビュー
約50万円のCPU 64コア128スレッドの「Ryzen Threadripper 3990X」が登場!Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.