「Surface Laptop Studio」は、日本マイクロソフトのSurfaceシリーズに新たに加わった14.4型2in1ノートPCだ。上質なボディー、アスペクト比3:2の液晶ディスプレイなどのSurfaceシリーズの特徴に加えて、クリエイティブユースでも使える高い性能と、画面だけをフリップするユニークな機構により、タブレットとしても使える利便性を備えた製品となっている。
4月8日現在、コンシューマー(個人向け)にはスペックの異なる5つのモデルがラインアップされており、Microsoft Store(Web直販)では最小構成のモデルが税込み20万6580円で販売されている。今回は、上から2番目の構成(直販で税込み34万1880円)の評価機を入手したのでレビューしよう。
外観をチェックすると、金属製ボディーの質感の高さが際立つ。Surfaceシリーズの世界観を継承しつつ、世代を経るごとに洗練され、付加価値を増している印象だ。
ボディーのサイズは、約323.28(幅)×228.32(奥行き)×18.94(厚さ)mmで、重量はCore i5モデルが約1742.9g、Core i7モデルが約1820.2gとなっている。重量の差は、外部GPU(NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop)の有無に伴うものだ。
公称のバッテリー容量は58Wh、公称駆動時間はCore i5モデルが約19時間、Core i7モデルで約18時間である。外部GPUを搭載するCore i7モデルを含めて、比較的長時間のバッテリー駆動を実現している。
インターフェイスは、最大40Gbpsのデータ転送やディスプレイ出力など多用途に使えるThunderbolt 4(USB4)端子を2基搭載する。USB PD(Power Delivery)の電源入力にも対応しているため、USB PD対応のACアダプターも利用できる。
純正品以外のACアダプターは動作保証の対象ではないが、試しにレノボ製のUSB Type-C ACアダプター(65W出力)を接続してみた所、ACアダプターとして利用できた。ライトな作業(ベンチマークテスト結果画面のコピー/ペーストなど)であれば充電も可能だった。
スピーカーはクアッド(4基)構成で、左右側面の下側の奥側にある。最大の音圧はかなり大きく、3割程度のボリュームでも一般的なPC利用には十分だろう。Dolbyのサラウンド技術「Dolby Atmos」にも対応しており、ゲームや映画などコンテンツに合わせた臨場感あるサラウンドサウンドが楽しめる。
通信機能は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の無線LANとBluetooth 5.1を標準で装備する。
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