マウスコンピューターから4月に発売されたクリエイター向けノートPC「DAIV 5P [Windows 11]」。Windows 10モデルについては以前の記事でご紹介したが、今回取り上げるのはスペックを継承しつつ、OSをWindows 11 Homeにしたモデルだ。CPUなどの基本的な構成は変わらないので、今回は新モデルで変わったところや、使い方についてフォーカスする形で述べていこう。
まずは復習を兼ねて、本製品のスペックをまとめておこう。CPUは8コア16スレッドのCore i7-11800H(2.3GHz〜4.6GHz)で、これはTiger Lake-Hの開発コード名で知られる第11世代のCoreプロセッサだ。
GPUに使われているのは、NVIDIAのGeForce RTX 3050 Laptop(グラフィックスメモリは4GB)で、リアルタイムレイトレーシングに対応する。RTX 30シリーズとしてはエントリーモデルではあるが、クリエイター向けのアプリだけでなく、負荷が高いゲームタイトルも楽しめるだけの実力を持つ。
搭載されているメモリは、標準では16GB(8GB×2/DDR4-3200)だが、BTOでは最大64GB(32GB×2)まで増量できる。ご存じの通りビデオ会議やPhotoshopなどグラフィック系のアプリはメインメモリを多く消費するので、必要に応じてカスタマイズしておくとよいだろう。
ストレージは、標準でM.2 NVMe SSD 512GBのSSDが搭載される。こちらもBTOメニューで、より高速なPCI Express 4.0 x4接続のサムスン製SSDを選んだり、容量も2TB/1TBの他に、最大2TB+2TBの構成も選べる。
評価機にはADATAの「SX6000PNP」が採用されていた。このSSDのシーケンシャル読み出し速度は、カタログ値で毎秒2100MBだ。CrystalDiskMarkで計測したところ、毎秒2299.7MBと本製品の性能をきちんと引き出していた。
テンキーを備えたキーボードは、キーピッチが約18.75mm、キーストロークは約1.4mmを確保する。適度なクリック感があり、入力時もカチャカチャという耳障りな音も発生しない。
また、今回の新モデルからキーボードの刻印が「ユニバーサルフォント」に改められ、従来モデルに比べて視認性や可読性が高まっている。確かに、アルファベットとひらがなが隣接していた以前に比べ、すっきりとした印象を受ける。
今後同社では、DAIVだけにとどまらず、他のモデルでも順次このユニバーサルフォントを導入していくとのことだ。
続いて、インタフェース回りをチェックしよう。
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