ユニバーサルフォント採用でWindows 11となった新型「DAIV 5P」をキャンプに持ち出す! 心身共にリフレッシュして分かったこと(1/3 ページ)

» 2022年05月24日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]

 マウスコンピューターから4月に発売されたクリエイター向けノートPC「DAIV 5P [Windows 11]」。Windows 10モデルについては以前の記事でご紹介したが、今回取り上げるのはスペックを継承しつつ、OSをWindows 11 Homeにしたモデルだ。CPUなどの基本的な構成は変わらないので、今回は新モデルで変わったところや、使い方についてフォーカスする形で述べていこう。

DAIV 5P OSにWindows 11 Homeを採用した「DAIV 5P [Windows 11]」

充実の基本スペックを標準で装備

 まずは復習を兼ねて、本製品のスペックをまとめておこう。CPUは8コア16スレッドのCore i7-11800H(2.3GHz〜4.6GHz)で、これはTiger Lake-Hの開発コード名で知られる第11世代のCoreプロセッサだ。

 GPUに使われているのは、NVIDIAのGeForce RTX 3050 Laptop(グラフィックスメモリは4GB)で、リアルタイムレイトレーシングに対応する。RTX 30シリーズとしてはエントリーモデルではあるが、クリエイター向けのアプリだけでなく、負荷が高いゲームタイトルも楽しめるだけの実力を持つ。

 搭載されているメモリは、標準では16GB(8GB×2/DDR4-3200)だが、BTOでは最大64GB(32GB×2)まで増量できる。ご存じの通りビデオ会議やPhotoshopなどグラフィック系のアプリはメインメモリを多く消費するので、必要に応じてカスタマイズしておくとよいだろう。

DAIV 5P 天面部分にDAIVのロゴがある。ボディーカラーはシルバーで、指紋が付きにくくなっている
DAIV 5P CPU-Zの画面。TDPは45Wと高く、パワフルに処理をこなす
DAIV 5P GPU-Zの画面。RTXシリーズとしてはエントリー向けとなるが、Tensorコアの統合やプロセスルールの進化で性能は底上げされている

 ストレージは、標準でM.2 NVMe SSD 512GBのSSDが搭載される。こちらもBTOメニューで、より高速なPCI Express 4.0 x4接続のサムスン製SSDを選んだり、容量も2TB/1TBの他に、最大2TB+2TBの構成も選べる。

 評価機にはADATAの「SX6000PNP」が採用されていた。このSSDのシーケンシャル読み出し速度は、カタログ値で毎秒2100MBだ。CrystalDiskMarkで計測したところ、毎秒2299.7MBと本製品の性能をきちんと引き出していた。

DAIV 5P CrystalDiskInfoの画面、評価機には、PCIe Express 3.0 x4接続のADATA製SX6000PNPを備えていた
DAIV 5P CrystalDiskMarkのテスト結果。シーケンシャルリードの値は毎秒2299.7MBと、実用十分な値だ。より高速なSSDが必要なら、あらかじめBTOでアップグレードしておこう

新たにユニバーサルフォントを採用したテンキー付きキーボード

 テンキーを備えたキーボードは、キーピッチが約18.75mm、キーストロークは約1.4mmを確保する。適度なクリック感があり、入力時もカチャカチャという耳障りな音も発生しない。

 また、今回の新モデルからキーボードの刻印が「ユニバーサルフォント」に改められ、従来モデルに比べて視認性や可読性が高まっている。確かに、アルファベットとひらがなが隣接していた以前に比べ、すっきりとした印象を受ける。

 今後同社では、DAIVだけにとどまらず、他のモデルでも順次このユニバーサルフォントを導入していくとのことだ。

DAIV 5P ユニバーサルフォントを採用した評価機。アルファベットがキートップの左上に、ひらがなが右下に刻印されているのが分かる。
DAIV 5P こちらは従来のDAIV 5P。アルファベットとひらがなが隣接していて、ややごちゃついた印象だ
DAIV 5P RGB LEDバックライトを備えており、4つのゾーンに分けて設定を変えられる
DAIV 5P タッチパッドの左上部分をダブルタップすると、タッチパッドを無効にできる。左上のLEDが点灯中はタッチパッドが無効になる
DAIV 5P 底面には吸気口の溝がある。手前側にステレオスピーカーを内蔵している

 続いて、インタフェース回りをチェックしよう。

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