液晶ディスプレイは15.6型で、画面解像度は1920×1080ピクセルとなる。ノングレア処理が施され、画面への写りこみを防いでくれる。視野角は上下/左右とも約170度と広く、色域はインターネットコンテンツの標準となるsRGB比で約100%をカバーする。
ボディーサイズは約355.5(幅)×236.7(奥行き)×20.6(厚さ)mm、重量は約1.73kgだ。バッテリー駆動時間も公称で約9時間(JEITAバッテリ時間測定法Ver.2.0)と実用的な時間を確保している。
インタフェースは、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)に対応したType-C端子を背面に、右側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-A端子を2基、左側面にUSB 3.2 Gen 2のType-A端子を1基搭載し、USBは合計4基使える。USB Type-C端子はディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode)にも対応し、HDMI出力端子の他に、microSDメモリーカードスロットも用意する。
通信機能は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2を標準で装備する。また背面に一般的な1000BASE-Tより高速な2.5GBASE-T対応の有線LANを備える。
画面上部に約100万画素のWebカメラと、Windows Hello対応の顔認証カメラ、デュアルアレイマイクを内蔵している。一度登録を済ませれば、セキュリティをしっかり確保しつつ、カメラに顔を向けるだけでスピーディーなログインが可能だ。
次に、ベンチマークテストでDAIV 5Pの実力を見ていこう。
まずはPCの総合的なベンチマークテストとなる「PCMark 10」の結果からだ。設定についてはユーティリティーの「Control Center」で「パフォーマンスモード」に設定し、「ターボモード」を有効にして測定している。
システムの総合的な性能を測るPCMark 10の値はWindows 10モデルともほぼ変わらず、高いスコアをとなっている。Microsoft Officeと、Webブラウザの「Edge」を使った際の性能を測るPCMark 10 Applicationsも、かなり良好な値となっており、DAIVの実力を示したという所だ。
CINEBENCH R23のスコアも、第11世代Coreプロセッサの優秀さを示している。
バッテリーの駆動時間を測定するPCMark 10/Battery Lifeだが、パフォーマンスモードでModern Officeについて測定したところ、4時間40分となった(バッテリー残量は6%)。これは画面輝度を最高にしたためで、より輝度を落として動作モードをバランスなどに変更すれば、さらなる駆動時間の延長も行える。
外部GPUにGeForce RTX 3050を搭載する本製品は、グラフィックスの性能も良好だ。3DMarkのTime SpyとFire Strikeについてテストした結果が以下の画面で、PCMark 10と同じくターボモードを有効にして行っている。
スコアはFire StrikeではWindows 10モデルよりもよい値、Time Spyは若干低い値となっているが、Time Spyについてはおおむね誤差の範囲と言ってよく、いずれも良い結果となっている。
実際のクリエイティブアプリでもGPUは活用されており、RAW現像や動画のエンコードの際にも威力を発揮してくれる。
最後に、パワフルな性能を備えた本製品のユニークな使い方を試してみた。
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