ユニバーサルフォント採用でWindows 11となった新型「DAIV 5P」をキャンプに持ち出す! 心身共にリフレッシュして分かったこと(2/3 ページ)

» 2022年05月24日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]

必要十分なインタフェースを装備 ACアダプターも軽量化

 液晶ディスプレイは15.6型で、画面解像度は1920×1080ピクセルとなる。ノングレア処理が施され、画面への写りこみを防いでくれる。視野角は上下/左右とも約170度と広く、色域はインターネットコンテンツの標準となるsRGB比で約100%をカバーする。

DAIV 5P フルHD表示に対応した15.6型のノングレア液晶ディスプレイを採用する

 ボディーサイズは約355.5(幅)×236.7(奥行き)×20.6(厚さ)mm、重量は約1.73kgだ。バッテリー駆動時間も公称で約9時間(JEITAバッテリ時間測定法Ver.2.0)と実用的な時間を確保している。

DAIV 5P 150W仕様のACアダプターは大柄だが、従来の実測647gから同570gと軽くなった。USB Power Deliveryには対応しない

 インタフェースは、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)に対応したType-C端子を背面に、右側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-A端子を2基、左側面にUSB 3.2 Gen 2のType-A端子を1基搭載し、USBは合計4基使える。USB Type-C端子はディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode)にも対応し、HDMI出力端子の他に、microSDメモリーカードスロットも用意する。

 通信機能は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2を標準で装備する。また背面に一般的な1000BASE-Tより高速な2.5GBASE-T対応の有線LANを備える。

DAIV 5P 前面にRGB LEDで光るライトバーを内蔵している
DAIV 5P 背面に廃校の他、DC入力、2.5GbE対応の有線LAN、HDMI出力、USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode対応)の各端子が並ぶ
DAIV 5P 左側面にUSB 3.2 Gen 2対応のType-A端子、ヘッドフォン、マイク端子が並ぶ。盗難防止ワイヤーを取り付けるためのセキュリティロック・スロットも用意する
DAIV 5P 右側面には、USB 3.2 Gen 1対応のType-A端子を2基、microSDメモリーカードスロット(SDXC対応)がある

 画面上部に約100万画素のWebカメラと、Windows Hello対応の顔認証カメラ、デュアルアレイマイクを内蔵している。一度登録を済ませれば、セキュリティをしっかり確保しつつ、カメラに顔を向けるだけでスピーディーなログインが可能だ。

DAIV 5P 液晶ディスプレイは約145度まで開く

ベンチマークテストでも好成績を維持

 次に、ベンチマークテストでDAIV 5Pの実力を見ていこう。

 まずはPCの総合的なベンチマークテストとなる「PCMark 10」の結果からだ。設定についてはユーティリティーの「Control Center」で「パフォーマンスモード」に設定し、「ターボモード」を有効にして測定している。

 システムの総合的な性能を測るPCMark 10の値はWindows 10モデルともほぼ変わらず、高いスコアをとなっている。Microsoft Officeと、Webブラウザの「Edge」を使った際の性能を測るPCMark 10 Applicationsも、かなり良好な値となっており、DAIVの実力を示したという所だ。

 CINEBENCH R23のスコアも、第11世代Coreプロセッサの優秀さを示している。

DAIV 5P PCMark 10のテスト結果
DAIV 5P PCMark 10 Applicationsのテスト結果
DAIV 5P CINEBENCH R23のテスト結果

 バッテリーの駆動時間を測定するPCMark 10/Battery Lifeだが、パフォーマンスモードでModern Officeについて測定したところ、4時間40分となった(バッテリー残量は6%)。これは画面輝度を最高にしたためで、より輝度を落として動作モードをバランスなどに変更すれば、さらなる駆動時間の延長も行える。

DAIV 5P PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのテスト結果。動作モードや画面輝度を変更すれば、7時間近い動作も可能だろう
DAIV 5P Battery reportの結果。バッテリー容量は約62Whで前モデルと同じだった

 外部GPUにGeForce RTX 3050を搭載する本製品は、グラフィックスの性能も良好だ。3DMarkのTime SpyとFire Strikeについてテストした結果が以下の画面で、PCMark 10と同じくターボモードを有効にして行っている。

 スコアはFire StrikeではWindows 10モデルよりもよい値、Time Spyは若干低い値となっているが、Time Spyについてはおおむね誤差の範囲と言ってよく、いずれも良い結果となっている。

 実際のクリエイティブアプリでもGPUは活用されており、RAW現像や動画のエンコードの際にも威力を発揮してくれる。

DAIV 5P Time Spyのテスト結果
DAIV 5P Fire Strikeのテスト結果
DAIV 5P Fire Strike Extremeのテスト結果

 最後に、パワフルな性能を備えた本製品のユニークな使い方を試してみた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー