PFUが、Amazonにおいて販売されている「Happy Hacking Keyboard(HHKB)」の“販売元”をよく確かめるように注意を喚起する文章を公表した。正規販売店ではない「販売元」からのメッセージをきっかけとする代引き詐欺が発生したとの情報に基づく措置で、「PFUダイレクト」(正規販売元)以外の出品かつ破格での販売には気を付けるように呼びかけている。
Amazonでは、複数の販売元が同一商品を出品している場合、原則として「在庫のある」「最安値の」販売元を優先して表示する。Amazonが販売元または出荷元になっている製品であっても、より安い価格で販売している販売元が存在する場合はそちらが優先されてしまうのだ。
このことを“悪用”して、Amazonでの注文をキャンセル(返金)処理した上で、別の連絡先を提示して着払いでの発送を提案する「販売元」が存在することは確かである。指示を受けた連絡先に連絡した所、身に覚えのない商品が代金引き換えで届いたという報告もある。
Amazonで商品を注文する際は、カートに入れる前に必ず販売元と出荷元を確かめて、不審な販売元や出荷元である場合は、正規の販売元(Amazonまたは製造元/正規代理店)による出品がないかどうかを必ず確かめるようにしよう。
6月2日19時頃にHHKB Professional HYBRID Type -S(英語配列/墨)の製品ページにアクセスした所、販売元と出荷元が個人名となっていた。この販売元をクリックして情報を確認した所、住所は実在するものに近いものの微妙に違っており、電話番号は米国の国番号を付加したもので明らかに“怪しい”ものだった
PFUの「HHKB」と東プレの「REALFORCE」シリーズがAmazonタイムセール祭りで安価に【更新あり】
PFUの熱いユーザーイベント「HHKB ユーザーミートアップ Vol.5」で語られたこと
HHKBが約5〜6%値上げ 材料/物流費高騰のため
リコーが富士通からPFU株式の8割を取得 業務用スキャナ事業や産業用コンピューター事業での相乗効果を見込む
検討していることは事実だが決定していない――「PFUの売却」について富士通とリコーがコメントCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.