6月6日(米国太平洋夏時間)、Appleがスペシャルイベントを開催し、新SoC「Apple M2」を発表し、同Socを搭載した13インチMacBook ProとMacBook Airシリーズを7月から発売する。価格は13インチMacBook Proが17万8800円〜(税込み、以下同様)、MacBook Airが16万4800円〜、となる。
新たに発表されたM2は、第2世代となる5nmの製造プロセスを採用し、200億個のトランジスタで構成される。ユニファイドメモリのバンド幅は毎秒100GBとM1チップより大きく広がる。8コアのCPUと最大10コアのGPU、そして最大16コアのニューラルエンジンなど、さまざまなインタフェースを統合したシステムオンチップ(SoC)で、同社ではこれまでで最高のワットパフォーマンスを備えたチップであることをアピールする。
マルチコアの性能はM1に比べて18%向上し、最新の10コアCPU搭載ノートPC(Core i7-1255U搭載のSamsung Galaxy Book 2 360)に比べ、同じ電力レベルで1.9倍のパフォーマンスを発揮するという
さらに最新の12コアCPU搭載ノートPC(Core i7-1260P搭載のMSI Prestige 14 Evo)のピーク時の性能比較では、約87%のパフォーマンスを約4分の1の電力でまかなえるとアピールAppleは独自のシリコンを作る利点として、最新のカスタムテクノロジーをすぐに全SoCに適用できることにあるとし、M2に次世代のセキュリティプロセッサ「Secure Enclave」と、最大で毎秒15.8兆の演算を行うニューラルエンジンを搭載。
より広帯域のメディアでコーダを含んだ新たなメディアエンジンを備えることで、複数の4Kと8Kのビデオストリームをなめらかに再生できるとうたう。
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