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片手で持てる省スペースデスクトップPC「MousePro-M600F4」を試すWindows 11も10どちらも選べる!(2/2 ページ)

» 2022年06月27日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]
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コンパクトボディーながら拡張性は十分

 本機が搭載するCPUのCore i3-8145Uは、以前紹介したノートPC「MousePro NB5」にも搭載されていることからも分かるように、モバイル向けの第8世代CoreシリーズのCPUだ。現在の最新シリーズは第12世代Coreなので、少し前の世代のCPUとなる。2コア4スレッドで、ベースクロックが2.1GHz。ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0利用時の最大周波数は3.9GHzだ。

 モバイル向けのためTDPは15Wと消費電力も低く、それに従って発熱量も少ない。それゆえ大掛かりな排熱システムを必要とせず、本機でもファンは小型で小さく静音なので、ベンチマークテストなどでシステムに高い負荷をかけても、ファンの風切り音はほとんど気にならなかった。

 標準構成の評価機に搭載されていたメモリは8GBだが、BTOによって最大32GBまで選べる。SSDも容量256GBのM.2 NVMe SSDの他に、最大1TBまでの増量が可能だ。それに加えて2TBまでの2.5インチ内蔵HDDを追加できる。

MousePro-M600F4 CPU-Zの画面。CPUにCore i3-8145Uが搭載されていることが分かる
MousePro-M600F4 搭載されているメインメモリは8GB(DDR4-2666)×1だった
MousePro-M600F4 グラフィックスはCPU内蔵のIntel UHD Graphics 620を使用する
MousePro-M600F4 カバーを取り外したところ。メモリソケットは2基あり、2.5インチHDDを追加できるスペースが写真左手前に用意されているのが分かる

 なお冒頭でも述べた通り、評価機にはWindows 10 Pro(64bit)が搭載されていた。これはWindows 11 Proからのダウングレード権を利用したもので、Windows 11の動作は保証されている上、いつでもアップグレードすることができる。

 法人の場合、現時点でWindows 11は評価中、または検討中のところが多く、まだ当面はWindows 10を利用するというケースが多いだろう。このような場合であれば、Windows 10ベースのシステムに本機を追加し、Windows 10での運用をしながら、全社がWindows 11に移行するときにはそのままアップグレードできる(ただし、DVD-ROMやUSBメモリなどのリカバリーメディアは別売)。その際には改めてWindows 11を調達するコストは必要ないのだ。こうした自由度の高さも本機の特徴だ。

ベンチマークテストで性能をチェック

 ここからは、ベンチマークテストで評価機の性能について見ていこう。まずはストレージからだ。評価機にはSamsungの「MZVLQ256HBJD」が採用されていた。このM.2 SSDはシーケンシャルリードの公称値が毎秒3100MBだが、CrystalDiskMarkでのテスト結果は毎秒2900MBだったので、ほぼ公称値に近い値が出ていると言えよう。

MousePro-M600F4 CrystalDiskInfoでの結果
MousePro-M600F4 CrystalDiskMarkによるテスト結果

 続いてPCの総合的な性能を調べる「PCMark 10」によるテスト結果を見ていこう。

 PCMark 10に用意されているメインのテストと、Officeを利用した際のベンチマークテストである「PCMark 10 Applications」の2つを実行した。いずれのテストも良好な結果となっており、このシステム構成としては標準的な値を示している。

MousePro-M600F4 PCMark 10の結果
MousePro-M600F4 PCMark 10 Applicationsのテスト結果

 続いてCPUの性能を測る「CINEBENCH」を実行してみた。ただし、世代が古いために「CINEBENCH R23」での結果だけでなく、「同R15」「同R20」の結果も合わせて示しておく。CPUの世代が古いため、それほど伸びているスコアとは言えないが、Officeアプリを利用して仕事をする一般的な用途では、十分なパフォーマンスを発揮してくれる。

MousePro-M600F4 CINEBENCH R15の結果
MousePro-M600F4 CINEBENCH R20の結果
MousePro-M600F4 CINEBENCH R23の結果

静かで拡張性が高い省スペースデスクトップPC

 ここまで見てきたように、MousePro-M600F4は音も静かでパワフルに仕事をこなせる1台だ。超省スペースなボディーであるだけでなく、付属するVESAマウントを使ってディスプレイ背面に取り付けて使用することもできる。マウスやキーボードもセット(BTOで豊富な選択肢も用意されている)になって、税/送料込みで9万8780円と10万円を切っているのも魅力だ。

 そのぶん、第8世代のCore i3と採用しているが、システム的にこなれているので、導入への不安もそれほど大きくはないだろう。これからのシステム改変を見据えて機器を導入するのであれば、本機はその選択肢として考えるのに十分なモデルだ。

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