約1.47kgのスリムなボディーにパワフルなCore i9-12900Hを搭載しながら、外部GPUを省く構成はアンバランスにも感じるが、検証前後でイメージはかなり変わった。
電力管理や放熱設計がシンプルになるめか実測のバッテリー駆動時間が長いし、発熱や動作音を含めた使用感も悪くない。ACアダプターの電力仕様が100Wで収まっており、柔軟な運用ができる点も見逃せない。外部GPUを搭載しないメリットもしっかり出せているので、持ち運びが可能な高性能ノートPCとしての実用性は侮れない。
そして、本製品の魅力は、何といっても宇宙をテーマにしたビジュアル演出だ。宇宙カプセルをデザインした、無重力チタンカラーのボディーの存在感は群を抜く。天板に配置されたZenVisionも、実用性と楽しさを兼ねたギミックだ。実売価格は税込みで26万9800円と安くはなく、演出分の上乗せは多少あるが、唯一無二の付加価値を備えるだけにそこが刺さるならば、購入して後悔はないだろう。
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