インタフェースは先進的な内容だ。Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cを2基、Type-A(USB 3.2 Gen 2)、HDMI出力といった端子、microSDメモリーカードスロット(SDXC対応)と必要十分な内容だ。USB Type-Aに差して使える有線LANアダプターケーブルも標準で付属している。
液晶ディスプレイ上部には約92万画素のWebカメラとアレイマイクを内蔵し、ステレオスピーカー(1W×2)は底面に装備する。音量を350%に増量するというDSPスマートアンプを搭載しており、サウンドはなかなかの迫力だ。Dolby Atmosにも対応しており、対応コンテンツでは臨場感のあるサラウンドサウンドが楽しめる。
また、マイク/スピーカー/ヘッドフォンのAIノイズキャンセリング機能も備えており、ビデオ会議やオンライン学習もスマートにこなせる。
14型の有機ELディスプレイは、アスペクト比が16:10で2.8K(2880×1800ピクセル)の高解像度表示に対応する。コントラスト比が100万:1、色域はDCI-P3相当、sRGB比では133%という広色域をカバーしている。さらにリフレッシュレートは90Hz、応答速度も0.2msというハイスペックな仕様だ。
バックライトのシャッターとして液晶分子を利用する液晶ディスプレイに対し、素子自体が発光する有機ELディスプレイは、引き締まった黒の表現、低輝度でも色域表現が低下しないなど画質面で原理的な優位があり、本製品でもそれはデスクトップ画面含め、さまざまな場面で実感できる。
VESAが定めるHDR表示向け有機ELディスプレイの基準である「DisplayHDR True Black 600」、色再現性においてカラーサイエンス大手のPANTONE認証も取得しており、HDRコンテンツ含むエンターテイメントをハイレベルの画質で楽しめ、クリエイティブ用途にも対応できる。
続いて、ベンチマークテストで本機の性能を見ていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.