1Kg切りの軽量モバイルPC! Intel Evoプラットフォーム準拠の「DAIV 4P-EVO」を試す夏の感謝セール第2弾で1万円オフに(1/3 ページ)

» 2022年08月05日 12時15分 公開
[マルオマサトITmedia]

 マウスコンピューターの「DAIV 4P-EVO」は、同社のクリエイター向けブランド「DAIV」シリーズのラインアップに加わった14型モバイルPCだ。

 DAIVシリーズの中でも機動力を重視したDAIV 4Pがベースとなるモデルで、製品名の通り「Intel Evoプラットフォーム」(第2版)の認定を受けているのが特徴だ。重量が約983gの薄型軽量ボディーに、モバイル向けの第11世代Coreプロセッサ(Core i7-1165G7)を搭載している。実機を入手したので、パフォーマンスや使い勝手を検証しよう。

マウスコンピューター DAIV 4P-EVO 「DAIV 4P-EVO」は、マウスコンピューターのクリエイターブランド「DAIV」シリーズから登場した14型モバイルPCだ。厚さが約16.4mm(突起部のぞく)、重量は約982gと薄型軽量ボディーに第11世代Coreプロセッサのシステムを搭載している

楽々と持ち運べる軽量ボディー

 明るいシルバーのカラーが印象的なボディーの重量は、公称値で約983g、実測でも982gと軽量だ。フットプリントは、308.8(幅)×213(奥行き)mmとA4サイズより一回り大きい程度で、いわゆる「A4ファイルサイズ」となる。高さも16.4mm(突起部のぞく)とスリムでかさばらない。

 ボディー素材にマグネシウム合金を使用し、高い剛性感も兼ね備えており、安心して利用できる。シンプルなデザインだが、表面はきめ細かいサンドブラストで仕上げられており、質感も上々だ。指紋が付きにくく、手触りもサラッとしていて手に持った時の印象はとても良い。

 公称のバッテリー駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)は約12時間だ。付属のACアダプターは65W仕様で、30分の充電で約6時間の駆動が可能な急速充電に対応している。右側面にはThunderbolt 4端子を搭載しており、USB PD(Power Delivery)による充電も行える。

 USB PDに関しての詳細な記述はないが、筆者が試したところでは、右側面(Thunderbolt 4対応Type-C)、左側面(USB 3.2 Gen 2対応Type-C)ともにレノボ・ジャパンのACアダプター(USB PD 65W)での充電が可能だった。

 全てのUSB ACアダプターをサポートするわけではないが、この自由度の高さは魅力の1つだ。

マウスコンピューター DAIV 4P-EVO マグネシウム合金を採用したボディーは、A4ファイルサイズとコンパクトで重量も約983gと1kgを切る。スリムでフラットなフォルムゆえかさばらず、気軽にどこにでも持ち出せる。シンプルながら上質感のあるビジュアルも印象的だ
マウスコンピューター DAIV 4P-EVO ボディーサイズは、約308.8(幅)×213(奥行き)×16.4(高さ、突起部分を含まず)mmだ。底面は奥側が少し厚みがあり、机上に設置した際に吸気スペースができるようになっている
マウスコンピューター DAIV 4P-EVO ACアダプターは独自端子の65W仕様だ。電源ケーブル込みの重量は実測で238gと軽い
マウスコンピューター DAIV 4P-EVO バッテリーレポートで見た設計容量は約52Whだった

Intel Evoプラットフォーム準拠の高いパフォーマンスを獲得

 本製品は、Intelが快適なPC体験を実現していると認める「Intel Evoプラットフォーム」認定モデルだ。この認定を受けるには、Intelが定めた要件や実証テストをクリアする必要がある。主な要件は以下の通りだ。

  • Intel Iris Xe Graphicsと第11世代Coreプロセッサ搭載
  • システムはスリープ状態から1秒未満で起動
  • バッテリー駆動時も高性能
  • フルHDディスプレイで9時間以上のバッテリー駆動
  • フルHDディスプレイで30分以内で4時間駆動分の急速充電可能
  • Wi-Fi 6およびThunderbolt 4 搭載

 なお、このIntel Evoプラットフォームは第12世代Coreを備えたモデルが対象になる第3版が最新だが、DAIV 4P-EVOは、第11世代Coreプロセッサをベースにした1世代前の第2版である。

 第3版ではCPUがアップデートされた他、カメラ映像の高画質化などの規定が加わり進化しているものの、長時間のバッテリー駆動ができ、AC駆動時/バッテリー駆動時を問わず軽快なレスポンスで利用できることが、Intelによって認定されている点は第2版でも共通だ。

 ただ、Intel Evoプラットフォームの認定を受ける影響か、本製品はBTOによる基本スペックのカスタマイズには対応していない。CPUがCore i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.7GHz)、メモリが16GB(8GB×2、DDR4-3200)、ストレージが512GB(Samsung PM9A1)という内容で固定されている。

 BTOで変更できるのは、OS(Windows 10 Home/Pro、いずれも64bit版)やMicrosoft Officeシリーズの追加、外付けストレージや光学ドライブの追加などにとどまる。

 ちなみに、本製品のベースとなっているDAIV 4Pシリーズの他のモデル(DAIV 4P[ Windows 11]など)は、BTOでメモリやストレージの変更が可能になっているが、1秒以内の復帰を実現するには、Evoプラットフォーム準拠の本機を選ぶ形になる。

マウスコンピューター DAIV 4P-EVO CPUは第11世代Core i7-1165G7を搭載する
マウスコンピューター DAIV 4P-EVO 本機のSSDはSamsungのPM9A1を搭載していた。PCI Express 4.0 x4対応SSDの中でも高性能なモデルだ
マウスコンピューター DAIV 4P-EVO CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)の結果。PCIe 4.0 x4対応SSDの中でも優秀なスコアだ

 続いて、液晶ディスプレイやインタフェース周りを見ていこう。

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