無料で使えるMicrosoft公式のWindows向けユーティリティー 「PowerToys」の便利機能を試す(1/2 ページ)

» 2022年09月12日 11時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 「PowerToys」は、Microsoftがオープンソースで開発しているWindows 11/10(バージョン 2004以降)向けのユーティリティーだ。当初はGitHubからダウンロードする必要があったが、現在ではMicrosoft Storeからも入手できるようになり、導入のハードルがぐっと下がっている。

 今回はそんなPowerToysの中から、便利な機能を幾つか紹介しよう。

Microsoft PowerToys Microsoftが提供している便利ツール「PowerToys」

FancyZones

 「FancyZones」は、画面上の指定した任意の場所にウィンドウをキレイに配置できるという機能だ。Windowsでは標準で左右2分割や4分割の配置に対応している他、Windows 11ではこれに加えて3分割などにも対応した「スナップレイアウト」を利用できるが、その上位互換といった機能になっている。

Microsoft PowerToys ウィンドウを指定の位置にスナップできる「FancyZones」

 その特徴は、何と言っても配置を自分好みにカスタマイズできるところだろう。とはいえ、ノートPCなどの小さな画面では標準の2分割やスナップレイアウトで十分ということもある。大画面ディスプレイで、ウィンドウを常に複数枚開くような使い方をしている場合には非常に便利だ。

Microsoft PowerToys 配置箇所は自由に設定が可能だ

 ウィンドウをドラッグすると、設定したゾーンにスナップできるようになるが、ドラッグ中にShiftキー、あるいはマウスの右ボタンを押した場合のみスナップさせることができる。

 普段は整列させて使うことが多いものの、一時的にウィンドウを重ねたいということも可能だ。なお、マルチディスプレイ環境の場合には、ディスプレイごとにゾーンの設定を行える。

ビデオ会議のミュート

 「ビデオ会議のミュート」は、その名称通りの機能だ。ビデオ会議の利用中に限らないが、キーボードのショートカット操作により、PCのマイクやカメラのミュート/解除を切り替えられる。

 もちろん、マイクのみ、カメラのみのミュートも可能だ。マイクやカメラが複数ある場合には、この機能でミュートにする機器をあらかじめ指定しておいたり、全てを一括で操作したりすることもできる。

Microsoft PowerToys マイクとカメラを別々にミュートできる「ビデオ会議のミュート」

Keyboard Manager

 「Keyboard Manager」は、キーボードの任意のキーを別のキーに入れ替えたり、ショートカットを割り当てたりできる機能だ。同様の機能を持つフリーソフトは多数あるが、Microsoft公式で用意されているのはありがたい。

Microsoft PowerToys 任意のキーを別のキーに入れ替えられる「Keyboard Manager」

 設定も簡単で、「キーの再マップ」あるいは「ショートカットの再マップ」を選ぶと表示される設定画面に、元のキー(ショートカット)とそのキーを押したときの動作を入力するだけだ。マップ先には複数キーを組み合わせたショートカットも設定できる。

 筆者の場合、US配列のキーボードを使っていることもあり、普段利用することがないCapsLockにIME変換用の漢字キーを割り当てている。また、PageUpキーには「Ctrl+Shift+Esc」を割り当て、タスクマネージャーをすぐに起動できるようにしており便利だ。

Microsoft PowerToys 再マップ時には、キーボードから直接入力もできる

マウスユーティリティ

 PowerToysの機能の中で、筆者がノートPC環境で頻繁に利用しているのが「マウスユーティリティ」だ。これは、見失ったカーソルを見つけやすくするという機能で、ノートPCのように画面が小さく、かつ解像度が高くなるとカーソルを見失いがちになるが、この機能を利用すればすぐに見つけられる。

Microsoft PowerToys 見失ったマウスカーソルを見つけやすくする「マウスユーティリティ」

 Windowsの標準機能でも、Ctrlキーを押すとカーソル位置に円が描かれるというものがあるが、PowerToysのマウスユーティリティはキーボード入力が不要だ。マウスを素早く振るだけでカーソル位置のみがハイライトした表示になる。表示自体もWindows標準のものより見やすい。

Microsoft PowerToys カーソルの回りだけハイライト表示になる「マウスユーティリティ」

 なお、マウス操作が激しくなるゲーム中に誤動作しないよう、ゲームモード中は無効化したり、特定のアプリがアクティブな場合には動作しないようにしたりといった設定も行える。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  5. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  6. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  7. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  8. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  9. HUION、アス比3:2の90Hz駆動ディスプレイを搭載したペン入力対応12.2型Androidタブレット (2026年09月08日)
  10. ラトックシステム、デュアル4Kディスプレイにも対応したHDMI切替器 (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー