7型で約619g! Ryzen 7 5800U搭載ポータブルPC「ONEXPLAYER mini」を試す(2/3 ページ)

» 2022年09月21日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ベンチマークテストではCore i7版と一進一退

 ここからは、ベンチマークテストを通じてRyzen版の実力を確認する。比較用にCore i7版(Core i7-1195G7、4コア8スレッド)の結果も合わせて掲載しているので、参考にしてほしい。

 まずはグラフィックス関連の「3DMark」からだ。結果は以下の通りで、内蔵GPUの性能はIntelのIris Xe Graphicsに届かないが、TDPをRyzen版と同じ15Wに落とすと、スコアが逆転する場合が多いのが分かる。

ONEXPLAYER mini 3DMarkのテスト結果

 続いては「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FFXIVベンチ)と、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FFXVベンチ)で計測した。

 こちらはCore i7版のTDP 28W設定ではIris Xe Graphicsの値に届かないが、その他の設定ではCore i7版よりもRyzen版の方がよい結果となっており、Ryzen 7 5800Uの実力を示した形だ。

 ただしFFXVベンチは動作したものの、1920×1200ピクセルでは「重い」「動作困難」で、FFXIVベンチでも最高品質で「設定変更を推奨」となった。

ONEXPLAYER mini FFXIVベンチのテスト結果
ONEXPLAYER mini FFXVベンチのテスト結果

 そこでCore i7版と同様に1280×720ピクセルに落としたのが以下の結果だ。FFXVベンチも軽量品質であれば「普通」、FFXIVベンチも最高品質で「普通」になった。前回のCore i7版でも言えることだが、やはり外部GPUを搭載しないPCで高解像度のゲーム動作は難しい。しかしRyzen版でも解像度を落とせばハイクオリティーなゲームでも十分に遊べるので、処理が重いゲームをプレイする場合は720p程度に画面解像度を落とした方がよいだろう。

ONEXPLAYER mini FFXIVベンチ@720pのテスト結果
ONEXPLAYER mini FFXVベンチ@720pのテスト結果

 続いては、ゲームのフレームレート測定だ。利用したのは「レインボーシックス シージ」で、グラフィックス設定を「最高」〜「低」まで段階を踏んで測定した。フレームレートはfps、レンダリングパフォーマンスはミリ秒での単位となる。

 結果を見ると、「最高」〜「高」までの間はGPU負荷がほぼ100%となっており、55fps以上のフレームレートが望めない状態だった。しかしグラフィックス設定を下げるに従って負荷が減り、フレームレートが上がっていった。つまり、滑らかな画面でレインボーシックス シージをプレイしたい場合は、Ryzen版では「中」以下の設定にしなければならないことが分かる。

ONEXPLAYER mini 「レインボーシックス シージ」ベンチマークテスト結果

ビジネス系のベンチマークテストでも実力を発揮

 ゲーム以外のパフォーマンスを測るべく、「CINEBENCH R23」と「PCMark 10」を使ってバッテリーの持ち時間を含めたテストを行った。

 CINEBENCH R23では、Core i7版の場合は「CPU(MultiCore)」のスコアが4565ptsであったのに対し、Ryzen版は8062ptsと大幅にアップする。これはCore i7-1195G7が4コア8スレッドであるのに対してRyzen 7 5800Uが8コア16スレッドなので当然の結果だ。

 一方、1コア当たりの性能を示す「CPU(Single Core)」はCore i7版では1531pts、Ryzen版が1421ptsと、シングルコア性能はCore i7版に軍配が上がる。

ONEXPLAYER mini CINEBENCH R23のテスト結果

 続いてPCMark 10に移ろう。PCMark 10の結果をCore i7版と比較したのが下の画像だ。TDP 28W設定の場合よりもRyzen版の方がかなりよいスコアとなっているのが分かる。差が大きく開いたのは、オフィス関連の「Productivity」と、画像やビデオ編集の「Degital Content Creation」で、Ryzenのマルチコア性能の高さがうかがえる。

 別売のドッキングステーション(9790円)を利用して、仕事に使う際もRyzen版を選ぶのはよい選択となるはずだ。

ONEXPLAYER mini PCMark 10のテスト結果

 最後に、バッテリーの駆動時間を見ていこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月27日 更新
  1. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  2. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  3. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  4. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  5. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  6. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  7. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
  8. Arm版Windows 11は“普通”に使えるのか? 「FMV UQ-L1」で試して分かった快適さと“鬼門” (2026年07月22日)
  9. Windows 11 バージョン 24H2/25H2搭載のデル製PCに6月のプレビュー更新を適用するとパフォーマンス低下の恐れ 「帯域外更新」で対処 (2026年07月23日)
  10. 「Windows 10 October 2018 Update」の再配信でMicrosoftが失ったもの (2018年12月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー