続いては、バッテリーの持ち時間をテストする「PCMark 10 Battery Profile」の結果だ。
Windows 11に用意されている「Battery report」によると、本機は4万8510mWhのバッテリー容量を備えていた。これらの情報を踏まえた上で最も負荷が掛かるGamingでテストをしたところ、1時間51分という結果だった。Core i7版と比較した場合、同程度のTDPである15WではCore i7版の方がわずかに長い持続時間となっているが、電力効率の高さはRyzen版に分があるといえる。
この値はあくまでゲームをプレイし続けた場合で、一般的なビジネス用途ではより長時間動作する。
Battery Profile「Gaming」のテスト結果。輝度を最大にしており、条件としては最も厳しい。スコアは上からRyzen版、Core i7版TDP 28W、Core i7版TDP 20W、Core i7版TDP 15Wとなるさまざまなテストを通じて分かったのは、Ryzen版のポテンシャルの高さだ。GPU性能はIris Xe Graphicsに及ばないが、行ってきたベンチマークテストを見ても分かるように、Core i7版を上回るスコアを出したものも多い。
何より小型で軽いため、場所を選ばずにPCゲームを楽しめるのは大きな魅力だ。バッテリーの容量も増えているし、これだけの性能を備えていればゲームだけでなく、ドッキングステーション経由で外付け液晶ディスプレイ、キーボードやマウスを接続すれば、仕事や学習用PCとして使うのも十分にアリだ。
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