性能と可搬性のバランスを追求した14.5型ノートPC「ASUS Vivobook S 14X OLED S5402ZA」を試す(1/3 ページ)

» 2022年09月28日 11時30分 公開
[山本竜也,ITmedia]

 ASUS JAPANは9月28日、Intelの第12世代Core i7/Core i5プロセッサを搭載した最新ノートPC「ASUS Vivobook S 14X OLED S5402ZA」を発表、9月29日から販売を開始する。

 同社の一般用途向けノートPCには、フラッグシップの「Zenbook」やビジネス向けの「Expertbook」といったシリーズがあるが、このVivobookはZenbookよりもややカジュアルながら、ビジネス用途にもクリエイティブ作業にも利用できるハイパフォーマンスモデルという位置付けだ。

 ここでは、Microsoft Office Home & Business 2021が付属する最上位モデルS5402ZA-M9027WSをチェックした。

ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA ASUS JAPANの14.5型ノートPC「Vivobook S 14X OLED S5402ZA」。評価機はミッドナイトブラックの最上位モデルだった
ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA ボディーカラーは2色展開で、こちらはサンドグレイだ

2880×1800ピクセル対応の14.5型の有機ELディスプレイを採用

 ASUS Vivobook S 14X OLED S5402ZAは第12世代Coreプロセッサを搭載するが、同じ第12世代の中でも、大きくHシリーズ、Pシリーズ、Uシリーズの3つが存在する。

 Uシリーズはパフォーマンスは控えめながら発熱が少なく、小型/軽量なモバイルノートなどに採用されている。PシリーズはUシリーズよりもパフォーマンスが上がっており、多くのノートPCが搭載する。HシリーズはゲーミングノートPCにも搭載されるほどパワフルなプロセッサだが、その反面発熱も大きく、冷却機構も大型化する傾向にある。

 Vivobook S 14X OLEDは、そんなHシリーズのCore i7-12700HやCore i5-12500Hプロセッサを搭載しつつ、最薄部で約17.9mm、重さ約1.63Kgと持ち運べるサイズ感に収めている。

 具体的なボディーサイズは、約323.3(幅)×230.9(奥行き)×17.9〜18.4(高さ)mmだ。A4クリアファイルとほぼ同じフットプリントなので、カバンなどにも入れやすい。ただし、上位シリーズのVivobook ProやZenbookとは違い、MIL規格準拠の耐衝撃性などは備えていないため、持ち運ぶ際は多少注意した方がいいだろう。

ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA 天板にあるASUSのロゴはプレート状になっている。既存のVivovook Proと同じ仕様だ
ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA 背面には大きく吸気口が開いている。手前両側にあるスリットはスピーカーだ

 ディスプレイは14.5型の有機ELディスプレイで、画面解像度は2880×1800ピクセル(アスペクト比は16:10)だ。リフレッシュレートは120Hzに対応している。ピーク輝度は600ニト、コントラスト比は100万:1、応答速度は0.2msというスペックを備える。

 DCI-P3比100%、sRGB比では133%の色域をサポートする他、カラーサイエンス大手のPANTONE認証を受け、さらにブルーライトを70%低減する。この低ブルーライトとフリッカーフリーに関しては、ドイツの認証機関であるテュフラインランドの認証を取得している。なお、タッチパネルは非搭載だ。

ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA 2880×1440ピクセル表示に対応した14.5型の有機ELディスプレイを搭載する

 ディスプレイ上部には、オンライン会議などで使える約92万画素のWebカメラを内蔵している。Windows Helloでの顔認証には利用できないが、キーボード上のショートカットキー(F10キー)でカメラのオン/オフを切り替えられ、物理的にふさぐシャッターも備えている。Windows Helloには使えないので、普段は閉じて置き、オンライン会議で利用する場合にのみ開けるという使い方がセキュリティ面でも安心だろう。

ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA Webカメラのシャッターを閉じたところ

 ディスプレイは、最大180度開いてフラットにできる。画面を見ながらの打ち合わせなどに便利に使えそうだ

ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA ディスプレイは180度フラットな状態まで開ける。打ち合わせ時には便利な仕様だ

2基のThunderbolt 4端子を標準装備

 インタフェースはThunderbolt 4(USB Type-C)が2ポート、USB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 2.0Type-A、HDMI、3.5mmコンボジャックが各1ポートずつある。通信回りでは、Wi-Fi 6とBluetooth 5.1をサポートする。

ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA 左側面にはUSB 2.0 Type-Aポートが1基ある
ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA 右側面にはThunderbolt 4(USB Type-C)が2ポート、USB 3.2 Gen 1 Type-A、HDMI、3.5mmコンボジャックがある。給電もThunderbolt 4ポートから行う

 左上にあるオレンジのEscキーがアクセントになっているキーボードは、キーピッチが約19.05mmとフルサイズを確保しており、配置自体も電源ボタンを除けばオーソドックスで戸惑うことはなさそうだ。右上のDeleteキーの左隣には、Windows Hello対応の指紋センサーを搭載する電源ボタンが配置されている。

 キートップには指先の形状に合わせて約0.2mmの微妙なくぼみが設けられており、指のポジションが安定する。キーストロークも約1.4mmあり、スイッチの感触も良好だ。

 キーボード下部には大型のタッチパッドを備える。海外モデルでは、タッチパッドをテンキーにできるASUS NumberPadがオプションで用意されているのだが、日本モデルでは省かれている。

ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA キーピッチは約19.05mmとゆとりがある。タッチパッドも大型で使いやすい
ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA 性能とは関係ないが、キーボードとタッチパッドの間にあるメモリ状の印刷は、ぴったり1cm間隔だった。とっさに長さを測りたいときには役に立つ、かもしれない

 今回レビューしているVivobook S 14X OLEDは、Core i7-12700Hの上位モデルだ。とはいえ、Core i5-12500Hモデルとの違いはプロセッサと添付アプリ(Microsoft OfficeからWPS Office 2か)のみで、メモリは16GB(DDR4-3200、交換や増設は不可)、ストレージの512GB SSD(PCI Express 4.0 x4接続)など、その他の仕様は共通だ。

 なお、グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel Xe Graphics(最大1.4GHz/実行ユニット96基)を利用する。

ASUS JAPAN Vivobook S 14X OLED S5402ZA レビュー機のプロセッサはCore i7-12700Hだ。Pコアが6基12スレッド、Eコアが8基8スレッドの14コア20スレッドのハイエンド仕様だ

 続いて、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  5. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  6. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  7. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  8. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  9. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー