片手で持てる0.83Lの小型ボディー! 6コア12スレッドCPUに強化した超小型デスクトップPC「mouse CT6-L」を試す(2/3 ページ)

» 2022年10月05日 12時00分 公開
[マルオマサトITmedia]

Wi-Fi 6対応の無線LANも標準搭載! 小さくても装備は充実

 小さなボディーながら、豊富なインタフェースを備えるのも特徴だ。前面には1基のUSB Type-C(USB 3.2 Gen.1)を含め、USBポートを5基装備。さらにSDメモリーカードスロット(UHS-I対応)も搭載している。

 背面端子も豊富だ。2基のUSB Type-A(USB 3.2 Gen 1)に加え、ディスプレイ出力としてHDMIとアナログRGB出力(D-Sub15ピン)を搭載。有線LAN、ヘッドフォン出力、マイク入力端子、さらに盗難防止用ワイヤー取り付け用のセキュリティロック・ポートもある。なお、通信機能としては、有線LAN以外にもWi-Fi 6、Bluetooth 5を標準装備する。

mouse CT6-L マウスコンピューター 小型デスクトップPC 前面にUSB 3.2 Gen 1 Type-CとUSB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 2.0を2基ずつ、SDメモリーカードスロット(UHS-I対応)も搭載している(左)。背面には2基のUSB 3.2 Gen 1 Type-Aに加え、HDMI、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)端子を装備。1000BASE-T対応の有線LAN、ヘッドフォン出力、マイク入力端子、セキュリティロック・ポートもある
mouse CT6-L マウスコンピューター 小型デスクトップPC HDMIとアナログRGB出力を利用することで、最大2画面の外部ディスプレイに表示が可能だ

CPUはRyzen 5 5500Uを搭載

 CPUはAMDのRyzen 5 5500U(6コア12スレッド)を採用する。従来のRyzen 5 4500U(6コア6スレッド)とコア数は同じだが、スレッド数が2倍に増え、内蔵GPUのRadeon Graphicsも強化(6コア/1500MHz→7コア/1800MHz)されている。ノートPC向けのCPUを利用しているため省電力で発熱も低く(TDP 15W)、超小型ボディーでも放熱面の不安はない。

 メモリとストレージはBTOでカスタマイズ可能だ。標準でメモリは16GB(PC4-25600/8GB×2)、ストレージは256GBのNVMe SSDという仕様になっている。BTOメニューでメモリは最大64GB(32GB×2)まで、M.2 SSDは2TBまで選べる。さらに、2.5インチSSD/HDDの追加も行える。

mouse CT6-L マウスコンピューター 小型デスクトップPC CPUはノートPC向けのRyzen 5 5500Uを搭載する。6コア12スレッドで最大周波数は4GHzというスペックだ
mouse CT6-L マウスコンピューター 小型デスクトップPC Ryzen 5 5500UとRyzen 5 4500Uの比較。スレッド数が2倍に増加しているのに加え、内蔵GPUの性能も向上した
mouse CT6-L マウスコンピューター 小型デスクトップPC データストレージはM.2タイプのNVMe SSDを搭載する。評価機ではSamsung PM991aが装着されていた
mouse CT6-L マウスコンピューター 小型デスクトップPC CrystalDiskMark 8.0.4(ひよひよ氏・作)のスコア。PM991aの公称値に近いスコアが出ている
mouse CT6-L マウスコンピューター 小型デスクトップPC 底面のネジを4本回し、カバーを取り外したところ。2基のメモリソケットや2.5インチベイが見える。SSDは2.5インチベイの裏側にある

 最後に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。

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