速い軽い頑丈! 14型で1kgの軽量モバイルPC「ASUS ExpertBook B9」(B9400CBA)を試して分かったこと(3/3 ページ)

» 2022年10月07日 15時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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ベンチマークテストで本機の実力をチェック

 ではそのパフォーマンスはどの程度なのか、実際にベンチマークテストの結果を見てみよう。今回は、「ASUS Zenbook 14 OLED(UX3402ZA)」が搭載するCore i7-1260P(Pコア4基8スレッド、Eコア8基8スレッド、12コア16スレッド)との結果と比較した。ファンモードは、どちらもスタンダードモードでの値だ。

 まずCPUの性能がダイレクトに反映されるCINEBENCH R23の結果だが、ExpertbookのCore i7-1255UはPコアが2基とZenbook 14 OLEDが搭載するCore i7-1260Pの半分ということもあり、マルチコアでは大きな差が付いている。

ASUS JAPAN B9400CBA-KC0218WS ASUS ExpertBook B9 B9400CBA CINEBENCH R23のテスト結果。シングルコアではそこまでではないが、マルチコアでは大きな差が見られる

 PCMark 10のスコアでも、トータルではCINEBENCH R23ほどZenbook 14 OLEDと差は付いていない。Digital Content Creation(コンテンツ制作)のスコアでは水をあけられているが、Office文書の作成などがメインであれば、そこまで気にする必要はないだろう。

ASUS JAPAN B9400CBA-KC0218WS ASUS ExpertBook B9 B9400CBA PCMark 10のテスト結果。Digital Content Creationを除けば、そこまでの差は付いていない。オフィス作業が中心であれば問題はないだろう。Zenbook 14 OLEDのProductivityが低いのは、タッチパネル搭載デバイスでは共通の傾向だ

 続いて、グラフィック性能を計測する3DMarkも実行した。試したのはDirectX 12ベンチマークのTime SpyとDirectX 11のFire Strikeだ。Core i7-1255Uと1260PのGPUはどちらもCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsだが、Core i7-1255Uの最大クロックは1.25GHzで、Core i7-1260Pの1.4GHzと比べるとわずかに低い。ベンチマーク結果にもその差が現れたようだ。

ASUS JAPAN B9400CBA-KC0218WS ASUS ExpertBook B9 B9400CBA 3DMarkのテスト結果

 FINAL FANTASY XVベンチマークでは、軽量品質で1920×1080ピクセルのフルスクリーン設定でも「2519(重い)」となった。息抜きに行う軽いゲーム程度なら問題はなさそうだが、本格的にゲームをするにはやや力不足かもしれない。

ASUS JAPAN B9400CBA-KC0218WS ASUS ExpertBook B9 B9400CBA FINAL FANTASY XVのテスト結果(1920×1080ピクセル、軽量品質)

ロングバッテリーライフを実現しラインアップも豊富

 ExpertBookは、バッテリー持ちの良さも特徴となっている。ExpertBook B9400CBAシリーズは、33Whと66Whのバッテリーを搭載するモデルがあるが、これが先に書いた本体重量の違いだ。バッテリー駆動時間は、公称では33Whモデルが約11時間、66Whモデルでは約20時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)となっている。

 評価機は66Wh搭載モデルだが、PCMark 10のバッテリーテスト(Modern Office)では、約12時間27分という結果になった。公称値には及ばないが、これだけ持てば電源がない場所での作業も安心だろう。

ASUS JAPAN B9400CBA-KC0218WS ASUS ExpertBook B9 B9400CBA PCMark 10のバッテリーテスト(Modern Office)では12時間27分という結果になった。これであれば、1日のビジネスタイムをACアダプター不要で利用できそうだ

 14型ワイドということで、本体サイズは約320(幅)×203(奥行き)×14.9(厚さ)mmと持ち歩くにはやや大きい印象もある。とはいえ、A4クリアファイルより若干大きい程度なので、少し大き目のカバンになら入るだろう。15〜16型クラスが入るPCバッグであれば問題ない。

 持ち歩くという点では、何より軽いのは魅力的だ。外に持ち出さなくても会社内、あるいは家の中で持ち運ぶのも苦にならない。バッテリーの持ちもいいので、電源の心配をしなくても済む。

 ちなみに、ExpertBook B9(B9400CBA)シリーズのストレージは下位モデルで512GBと1TB(512GB×2)、今回試した上位モデルでは4TB(2TB×2)という豪勢な仕様だ。動画編集などを行うわけでもないビジネスモデルにこの容量が必要なのか疑問も残るが、クラウドを使用せず、全てのデータをローカルに保存するという想定なのかもしれない。

 その分、価格は約40万円に跳ね上がるのは少々やりすぎな気もするが、 CPUをCore i5-1235U(10コア12スレッド)、メモリを16GBにしたエントリーモデル(B9400CBA-KC0207W)なら19万9800円と20万円を切る。スペックや添付のオフィスソフトによってバリエーションも用意されているので、ビジネス用途、あるいは学生が使うメインPCとしてもお勧めできる1台だ。

 なお本製品は、通常の1年保証に加えて、購入後30日以内にMyASUSにユーザー登録するだけで手厚い保証が受けられる「ASUSあんしん保証」が付帯する。さらに有償の拡張保守サービスも、個人向け、法人向けともに用意されている。長く安心して使いたいユーザーにとってはこの点も歓迎できるポイントだろう。

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