MX KEYS MINI for Macの基本的な機能は、特にアプリをインストールせずとも使える。しかし、キーのカスタマイズやファンクションキー列の状況確認など、高度な機能を使うにはLogi Options+をインストールしておく必要がある。
ここからは、Macにおけるキーボードの初期設定と、Logi Options+の概要を紹介したい。
本製品には取扱説明書は付属しない。パッケージを開けると、上ぶたの裏面に簡単な接続方法の説明は記されており、最低限のセットアップ(Macとのペアリング)を終えたら「MXsetup.logi.comにアクセスしろ」と読み取れる。
素直にWebブラウザで当該のURLにアクセスすると「MXセットアップガイド」が表示される。接続方法がよく分からない場合も、ウィザード形式で確認できるので、ひとまずアクセスしてみることをお勧めする。
既に一通りの接続設定が終わっている場合は、初期画面の「いいえ、カスタマイズの準備ができています」をクリックするとLogi Options+のダウンロード画面に遷移できる。
一方、接続設定が終わっていない場合は、初期画面の「はい、接続のサポートが必要です」をクリックすると接続サポートに入る。画面の指示に従ってクリックしていくと、必要な操作を1つ1つ確認できる。説明がよく分からない場合は「サポートが必要な場合」をクリックすれば詳細を確認できる。
セットアップガイドを進めると、Logi Options+のダウンロードを行える。このアプリにはWindows 10/11版とmacOS版があるので、macOS版のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロードしよう。
なお、Logi Options+の初回起動時には、Logiアカウントへのログイン(または作成)を求められる。デバイスの設定をクラウドに保存する場合はLogiアカウントが必要だが、ローカル保存だけで構わないならログイン(作成)は任意となる。ローカル保存にするならスキップしても構わない。
Logi Options+を起動したら、ウィンドウの右上にある「デバイスの追加」をクリックしよう。するとデバイスの接続方法を聞かれるので、キーボードをつないだ方法に合ったものを選ぼう。
Bluetoothを選んだ場合、状況によってはmacOSのBluetooth設定画面が表示され、デバイスのペアリングを求められる場合がある。そうなった場合は、以下の手順で対応しよう。
(※1)「キーボードアシスタント」が続けて出てきた場合は、その指示に従って操作を続ける
初期設定が完了すると、チュートリアルが始まる。それを見終わると、MX KEYS MINI for Macの設定画面が表示される。MX KEYS MINI for Macで利用できる項目は以下の通りだ。
キーのカスタマイズは、個別アプリごとの設定も行える。例えば、音声入力や絵文字入力が不要なアプリを使っている間は、そのアプリで使えるショートカットキーをアクションとして割り当てておくことで、より便利に使える。
冒頭で述べた通り、MX KEYS MINI for MacはApple純正のMagic Keyboardより高い。しかし、キーの打ち心地、カスタマイズ性の良さ、マルチペアリングへの対応などを勘案すると2150円という価格差以上の価値は十分にある。
特に、Magic Keyboardの打ち心地に違和感を覚えるという人には最有力候補になることは間違いない。大手家電量販店では実機展示をしていることもあるので、ぜひ店頭で試し打ちしてみてほしい。
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