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Apple純正キーボードを上回る? ロジクールのミニ無線キーボード「MX KEYS MINI for Mac」のスゴさをチェック(3/3 ページ)

» 2022年10月07日 12時00分 公開
[井上晃ITmedia]
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初期設定やカスタマイズはどうやるの?

 MX KEYS MINI for Macの基本的な機能は、特にアプリをインストールせずとも使える。しかし、キーのカスタマイズやファンクションキー列の状況確認など、高度な機能を使うにはLogi Options+をインストールしておく必要がある。

 ここからは、Macにおけるキーボードの初期設定と、Logi Options+の概要を紹介したい。

セットアップ手順はWebで確認できる

 本製品には取扱説明書は付属しない。パッケージを開けると、上ぶたの裏面に簡単な接続方法の説明は記されており、最低限のセットアップ(Macとのペアリング)を終えたら「MXsetup.logi.comにアクセスしろ」と読み取れる。

セットアップ画面 MX KEYS MINI for Macのパッケージを開けたところ。上ぶたの裏面にセットアップ手順を示した絵が描かれている

 素直にWebブラウザで当該のURLにアクセスすると「MXセットアップガイド」が表示される。接続方法がよく分からない場合も、ウィザード形式で確認できるので、ひとまずアクセスしてみることをお勧めする。

 既に一通りの接続設定が終わっている場合は、初期画面の「いいえ、カスタマイズの準備ができています」をクリックするとLogi Options+のダウンロード画面に遷移できる。

 一方、接続設定が終わっていない場合は、初期画面の「はい、接続のサポートが必要です」をクリックすると接続サポートに入る。画面の指示に従ってクリックしていくと、必要な操作を1つ1つ確認できる。説明がよく分からない場合は「サポートが必要な場合」をクリックすれば詳細を確認できる。

セットアップガイド MXsetup.logi.comにアクセスすると、セットアップガイドを確認できる

Logi Options+を使おう

 セットアップガイドを進めると、Logi Options+のダウンロードを行える。このアプリにはWindows 10/11版とmacOS版があるので、macOS版のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロードしよう。

 なお、Logi Options+の初回起動時には、Logiアカウントへのログイン(または作成)を求められる。デバイスの設定をクラウドに保存する場合はLogiアカウントが必要だが、ローカル保存だけで構わないならログイン(作成)は任意となる。ローカル保存にするならスキップしても構わない。

 Logi Options+を起動したら、ウィンドウの右上にある「デバイスの追加」をクリックしよう。するとデバイスの接続方法を聞かれるので、キーボードをつないだ方法に合ったものを選ぼう。

 Bluetoothを選んだ場合、状況によってはmacOSのBluetooth設定画面が表示され、デバイスのペアリングを求められる場合がある。そうなった場合は、以下の手順で対応しよう。

  1. キーボードをペアリングモードにする(F1〜F3キーのいずれかを長押し)
  2. macOSの設定画面に出てきた「MX Keys M Mac」の「接続」をクリック
  3. 画面に出たペアリングコードをMX KEYS MINI for Macに打ち込んでReturnキーを押す
  4. 完了(※1)

(※1)「キーボードアシスタント」が続けて出てきた場合は、その指示に従って操作を続ける

初期画面 Logi Options+の初期画面

 初期設定が完了すると、チュートリアルが始まる。それを見終わると、MX KEYS MINI for Macの設定画面が表示される。MX KEYS MINI for Macで利用できる項目は以下の通りだ。

  • キー:F4キーより右側のショートカット機能をカスタマイズ可能
  • EASY-SWITCH:ペアリングしているデバイスの確認
  • 設定:工場出荷状態への初期化などを行える

 キーのカスタマイズは、個別アプリごとの設定も行える。例えば、音声入力や絵文字入力が不要なアプリを使っている間は、そのアプリで使えるショートカットキーをアクションとして割り当てておくことで、より便利に使える。

設定画面 MX KEYS MINI for Macの画面
設定画面 「キー」では、F4キーより右側のショートカット機能のカスタマイズを行える。標準で割り当てられている機能以外もアサインできるので非常に便利だ

価格差以上の価値を持ったキーボード

 冒頭で述べた通り、MX KEYS MINI for MacはApple純正のMagic Keyboardより高い。しかし、キーの打ち心地、カスタマイズ性の良さ、マルチペアリングへの対応などを勘案すると2150円という価格差以上の価値は十分にある

 特に、Magic Keyboardの打ち心地に違和感を覚えるという人には最有力候補になることは間違いない。大手家電量販店では実機展示をしていることもあるので、ぜひ店頭で試し打ちしてみてほしい。

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