約398gでRyzen 5 5560U搭載! 持ち運べるゲーミングPC「AYANEO AIR」を使ってみた(4/4 ページ)

» 2022年11月04日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]
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普通のノートPCとしては十分すぎるくらいに高性能

 ついでなので、普通のノートPCとしての性能もチェックしてみよう。まずCPUの性能をチェックする「CIENEBNCH R23」のスコアを見てみよう。

  • マルチコア
    • 5W:867ポイント
    • 8W:3144ポイント
    • 12W:5388ポイント
    • 15W:6183ポイント
  • シングルコア
    • 5W:340ポイント
    • 8W:685ポイント
    • 12W:971ポイント
    • 15W:1094ポイント

 元々の性能がよいRyzen 5 5560Uを搭載していることもあり、特に15W時のスコアは優秀である。ただし、フルパワーを維持した場合のバッテリーの持ちはどうなるのか気になる所なので、後で計測してみよう。

CINEBENCH R23 CINEBENCH R23の結果

 続けて、TDPを15Wとした上で総合ベンチマークテスト「PCMark 10」を実行してみた。スコアは以下の通りだ。

  • 総合:4806ポイント
  • Essentials:8869ポイント
  • Productivity:7965ポイント
  • Digital Content Creation:4265ポイント

 Ryzen 5 5560Uを搭載しているノートPCとしてはおおむね標準的なスコアといえるが、コンパクトかつ軽量なボディーに収めていると考えると、かなり驚異的ともいえる。

 ただし、AYANEO AIRにはキーボードやマウスが付属しない。マウスはタッチパネルやジョイスティックで代用可能で、キーボードもタッチ対応の仮想キーボードで対応可能だが、本格的にノートPCとしても利用する場合はBluetooth接続のキーボードやマウスなどを用意することをお勧めする。

PCMark 10 PCMark 10の結果

 ストレージの性能はどうだろうか。「CrystalDiskMark 8.0.4」で読み書きのスピードを確かめてみよう。シーケンシャル(SEQ1M Q8T1)の結果は以下の通りだ。

  • リード:毎秒1958.16MB
  • ライト:毎秒1425.62MB

 先述の通り、AYANEO AIRに搭載されているSSDの“素性”は分からない。ただし、PCI Express 3.0接続のエントリークラスSSDだと考えれば妥当な結果である。むしろ、このコンパクトなボディーにより高速なSSDを搭載してしまうと、放熱の面で不安もあるので、これくらいがちょうど良い。

CrystalDiskMark 8.0.4の結果 CrystalDiskMark 8.0.4の結果

バッテリー駆動時間はどう?

 最後に、AYANEO AIRのバッテリー駆動時間をチェックしてみよう。今回はPCMark 10に含まれるゲーミングノートPC向けのバッテリーベンチマーク「Gaming comparsion」でTDPが15W(定格)、12W、8Wの時の駆動時間を計測した。結果は以下の通りだ。

  • 15W:59分
  • 12W:1時間10分
  • 8W:1時間37分

 さすがにフルパワーでは1時間持たない。一方、Game Modeと位置付けられる8Wにすると1時間30分以上の駆動時間を確保できた。「外出先でちょっとゲーム」というくらいであれば、十分な駆動時間といえるだろう。

Gaming comparsion PCMark 10 Gaming comparsionの結果

ちょっとした空き時間にプレイできるゲームマシン

 AYANEO AIRは小型で軽量なポータブルゲーミングPCという位置付けだ。ただし、ベンチマークテストの結果を見れば分かる通り、重量級の3Dゲームタイトルを遊ぶのは厳しい面もある。

 一方で、FF14クラスの比較的負荷の軽いゲームであれば十分に楽しめるし、Apex Legendsも意外と快適にプレイできる。遊べるタイトルは選ぶものの、携帯ゲームマシンとしての実力は十分に備えている。

 強いていうなら、価格はネックとなりうる。今回レビューした構成の税込み販売価格13万7700円と、同一スペックのノートPCと比べると少しだけ高めだ。

 とはいえ、価格差は“少し”な上、約398gという軽量ぶりは得がたいものがある。ゲームはもちろん、ビジネス用途でも“アリ”な選択肢として考えてもいいのではないだろうか。

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