ASUS JAPANは11月7日、クリエイター向けの16型ノートPC「ProArt Studiobook Pro 16 OLED」の新モデルを発売した。税込みの希望小売価格は、上位モデルの「W7600Z3A」が49万9800円、下位モデルの「H7600ZM」が34万9800円となっている。
その名の通り。ProArt Studiobook Pro 16 OLEDは16型のOLED(有機ELディスプレイ)を搭載していることが特徴だ。このディスプレイは光沢(グレア)加工で、最大解像度は3840×2400ピクセル(アスペクト比16:10)となる。また、DCI-P3の色域を100%カバーしている他、DisplayHDR 600 TrueBlack認証を取得したHDR表示にも対応し、PANTONE(パントーン)認証を取得した上で出荷時のカラーキャリブレーションも実施している。
CPUはIntelの第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)のHシリーズで、W7600Z3AはCore i9-12900H(Pコア6基12スレッド/2.5GHz〜5GHz+Eコア8基8スレッド/1.8GHz〜3.8GHz)を、H7600ZMはCore i7-12700H(Pコア6基12スレッド/2.3GHz〜4.7GHz+Eコア8基8スレッド/1.7GHz〜3.5GHz)を搭載している。
GPUはCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsの他、NVIDIA製の独立GPUも備えている。W7600Z3Aはプロフェッショナル向けのNVIDIA RTX A3000 Laptop(グラフィックスメモリは12GB)を、H7600ZMはゲーミングノートPCでも使われるGeForce RTX 3060 Laptop(グラフィックスメモリは6GB)を搭載する。
メインメモリは32GB(DDR5-4800規格)を備える。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量はW7600Z3Aが2TBを2枚(計4TB)、H7600ZMが1TBを2枚(計2TB)となっている。OSはいずれもWindows 11 Proをプリインストールする。
キーボードは日本語配列で、テンキーやLEDバックライトも装備されている。タッチパッドはペン入力も可能で、1024段階の筆圧検知にも対応している(スタイラスペンは別売)。タッチパッドの左上には物理ダイヤル「ASUS Dial」を搭載しており、クリエイター向けアプリにおいてマウスやカーソル(方向)キーで行っていた各種操作をダイヤルを回したり押し込んだりして行えるようになっている。
各種ポート類は、左側面にUSB 3.1 Type-A端子、電源入力端子、HDMI 2.1出力端子とThunderbolt 4(USB4)端子×2を、右側面にSDメモリーカードスロット(SD Express 7.0対応)、イヤフォン/マイクコンボ端子、USB 3.1 Type-A端子と有線LAN(2.5GBASE-T)端子を備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax規格の無線LAN)とBluetooth 5.1に対応している。
ボディーサイズは約362(幅)×264(奥行き)×19.9〜21.86(厚さ)mmで、重量は約2.35kgとなる。バッテリー駆動時間(※1)は、W7600Z3Aが約11.8時間、H7600Z3Aが約9.9時間だ。
(※1)JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver2.0)に基づく測定値
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