プロナビ

インテルはどうやって個人にパソコンを売る? 2022年末の戦略

» 2022年11月17日 21時00分 公開
[井上翔,ITmedia]

 インテルは11月15日、報道関係者を対象とする販売/マーケティング戦略説明会を開催した。説明会では同社マーケティング本部の上野晶子本部長が登壇し、2022年末に向けた個人向けPCのプロモーション活動の方針が示された。

上野さん インテル マーケティング本部の上野晶子本部長。手にしているのは、かつての「Centrino」と「Ultrabook」のプロモーションツールである。Centrinoはセン“トリー”ノだけに鳥人間、Ultrabookはウル“トラ”ブックだけに虎人間がフィーチャーされていた(覚えている人はどのくらいいるだろうか……?)

2022年末は「第13世代Core」と「Intel Evo」の2本立て

 PCには、大きく分けると据え置きの「デスクトップPC」と持ち運べる「ノートPC(ラップトップPC)」の2種類がある(タブレットPCはノートPCに含めるものとする)。インテルは2022年の年末商戦について、デスクトップPCはBTOショップ(自作PC向けパーツやそのパーツを使った完成PCを販売する店舗)を、ノートPCは家電量販店を主戦場としてプロモーション活動を進める方針だという。

概要 インテルの2022年の年末商戦に向けての方針

デスクトップPC:ゲーマーやクリエイターに「第13世代Core」を訴求

 インテルではクリエイター向けに「Intel Blue Carpet Project」を、ゲーマー向けに「Intel Blue Community Project」というプロモーション活動を展開している。

 Blue Carpet Projectでは、さまざまなジャンルのクリエイターをIntel CPU搭載PCを通して直接的に支援する形態を取るのに対して、後者はその名の通りPCゲーマーのコミュニティを通してIntel製品へのエンゲージメント(関係性)を強めるという戦略を取っている。クリエイターとゲーマーの「それぞれの特徴に合わせたアプローチ」で認知を高めるという戦略だ。

Blue インテルの「Blue」プロジェクトのあらまし。Blue(ブルー)なのは、単純にブルーがインテルのイメージカラーだからである

 2022年の年末商戦では、クリエイターやゲーマーに対してハイエンドデスクトップ向けの「第13世代Coreプロセッサ」(開発コード名:Raptor Lake-S)のパフォーマンスを訴求する戦略を取るという。直近では、PCパーツの卸売りを手がける4社(※1)が共催して11月19日と20日に開催される「第13世代 インテル Coreプロセッサー タッチ&トライ イベント」に協力し、第13世代Coreプロセッサに対応するマザーボードの紹介と、BTOメーカーの同プロセッサ搭載PCのタッチアンドトライを実施するという。

旭エレクトロニクス、岡谷エレクトロニクス、テックウインド、菱洋エレクトロ

タッチアンドトライイベント 11月19日と20日のタッチアンドトライイベントは、秋葉原UDX(東京都千代田区)のイベントスペース「AKIBA_SQUARE」で開催される。指定されたPCパーツショップで対象製品を買うとプレゼントが当たる抽選会や、ステージイベントも開催される予定だ

ノートPC:さまざまなユーザーに「Evoプラットフォーム」を訴求

 一方、ノートPCのプロモーションは、家電量販店を舞台により広いユーザーに「Intel Evoプラットフォーム」の優位性を訴求していくという。

 Evoプラットフォームは、第10世代Coreプロセッサと同時に始まった「Project Athena(プロジェクト・アテネ)」というノートPCの認証プログラムのブランド名で、現行の第12世代Coreプロセッサでは「第3世代」のプログラムが実施されている。同プログラムの認定を受けたノートPCは一定水準の性能を確保しており、現行世代ならゲームやクリエイティブな作業も“単体で”ある程度こなせるほどにパワフルだ。

 2022年の年末商戦では、パートナー(PCメーカーや家電量販店など)の協力の下、Evoプラットフォーム準拠なら何でも快適ということと、いろいろなメーカーのさまざまな選択肢があるということをアピールしていくという。

家電量販店 ノートPCについては、PCメーカーや家電量販店の協力のもと、Evoプラットフォームの優位性を訴求していく。具体的なアピール手法については、近日中に実施する量販店向けの内覧会で披露するようである

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  5. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  6. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  7. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  8. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  9. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー