円安下でも手頃な価格 Googleの初スマートウォッチ「Pixel Watch」を使った正直な感想Suicaも使えます(2/3 ページ)

» 2022年11月29日 15時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

OSは最新の「Wear OS 3.5」 ただし操作体系が若干異なる

 Pixel WatchのOSは、Google最新のスマートウォッチ向けOS「Wear OS 3.5」だ。Wear OS 3.5は、それ以前のWear OSから画面や操作感に変化が加わっているので、従来のWear OSデバイスを使ってきた人は少し違和感を覚えるかもしれない(以下の例は、あくまでもPixel Watchのものとして見てほしい)。

 具体的な例を挙げると、画面を上から下にスワイプすると「クイック設定」が表示されるのは従来と同じだが、Pixel Watchの場合は表示項目がかなり増えている。フラッシュライトや画面の明るさ調整、「Google Pay」の表示などもここから行える。

 また、これまでは画面を左か右にスワイプすると「Googleアシスタント」の画面が表示されていたが、Pixel Watchでは各種アプリのタイルが表示されるようになっている。Googleアシスタントは、サイドボタンの長押しで起動可能だ。

Pixel Watchのタイル 画面を上から下にスワイプすると出てくる「クイック設定」は、設定可能な項目がかなり多い印象だ
Pixel Watchの通知 画面を下から上にスワイプをすると通知が見られるのも、従来のWear OSデバイスと同様である

 Pixel Watchで大きく変わったのは、デザインや操作性だけではない。スマートフォンにインストールする「コンパニオンアプリ」にも違いがある。

 従来のWear OSデバイスでは、メーカーを問わずGoogleが提供する「Wear OSアプリ」をコンパニオンアプリとして利用してきた。それに対して、Pixel Watchでは独自の「Google Pixel Watch」アプリを利用する。現時点において、このアプリにはiOS版は存在しないためiPhoneには非対応となっている。ペアにするスマホはAndroidスマホでなくてはならない。

Pixel Watchアプリ Pixel Watchのコンパニオンアプリは「Google Pixel Watch」という専用のものとなる

フィットネスは「Fitbit」が基本

 もう1つ、Pixel Watchには従来のWear OSデバイスと異なるポイントがある。フィットネスデータの扱いだ。

 従来のWear OSでは、基本的にフィットネスデータを「Google Fit」で扱っているが、Pixel Watchでは「Fitbit」で扱うことが基本となる。ある意味で、Pixel Watchは「Wear OSで稼働する新しいFitbitデバイス」ともみなせる。

 なお、Pixel WatchでGoogle Fitが使えないというわけではなく、別途アプリをインストールすればGoogle Fitも利用可能だ。ただし、心拍のリアルタイム計測など一部の機能はGoogle Fitでは利用できないようである。

Fit Pixel Watchには「Google Fit」がプリインストールされていない。Google Fitを使いたい場合は別途インストールできるが、Pixel Watchの一部機能は利用できないようである

 Pixel WatchのFitbit機能に関してだが、有料の「Fitbit Premium会員」になったとしても、既存のFitbitデバイス、例えば最新の「Fitbit Sense 2」と同等の機能が使えるかというとそうでもなく、機能はかなり制限されている

 特に、ウォーキングやランニングを開始した際にそれを認識してアクティビティとして記録してくれる「運動の自動認識」に対応していないのは残念だ。この機能では運動をやめると記録も自動停止してもくれるのだが、これがないゆえに、運動開始時に手動で記録の開始操作を行い、終了時にはやはり手動で停止操作を行わなければならない。運動の開始時はまだしも、運動後に止めるの忘れてしまい、その日の運動時間がおかしなことになってしまった……ということがしばしばあった。ぜひとも、運動の自動認識には対応して欲しかった。

 また、Pixel Watchには皮膚温度の計測センサーも用意されていない。最近は搭載デバイスも増えてきているので、ここも残念といえる。

Fitbit Pixel Watchの運動管理は、Fitbitアプリで行うことが基本となる。ただし、最新のFitbit Sense 2と比べると、利用できる機能に制限がある
差分表 Fitbit Sense 2との機能差分を表にまとめてみた(Fitbit Premium利用時)。Pixel Watchにない機能を利用したい場合は、素直にFitbit Sense 2を購入した方がよい

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月10日 更新
  1. ワコム、Android液タブ「Wacom MovinkPad」シリーズを最大約4.8万円値上げ 9月25日から (2026年09月09日)
  2. 薄型化とカメラ強化が光る「Pixel 11 Pro Fold」徹底レビュー! Galaxy Z Foldとの比較で見えた“正統進化”の真価 (2026年09月09日)
  3. 天井照明一体型プロジェクター「Aladdin X3 Laser 4K」を試す 4K+3色レーザーで“本気の大画面シアター”に進化 (2026年09月09日)
  4. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  5. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  6. 4Kゲームプレイを低遅延で配信・録画できる「UGREEN 4K HDMI キャプチャーボード」がセールで30%オフの4199円に (2026年09月09日)
  7. Apple参入のうわさで沸く2026年 パイオニア・サムスンが魅せる「折りたたみスマホ」の現在地 (2026年09月09日)
  8. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  9. パナソニック、Fire TV搭載テレビにフルHD対応のエントリー32型/40型モデルを追加 (2026年09月09日)
  10. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー