先週の新製品で物理的に目立っていたのはLian LiのPCケース「V3000 PLUS」だ。価格は7万5900円(税込み、以下同様)だったが、国内代理店のディラックは5台限定で扱っており、すぐに売り切れている。
サイズが約279(幅)×678.5(奥行き)×674(高さ)mm、重量が約33kgの大ぶりなケースで、EEB/E-ATX/ATX/microATX/Mini-ITXのマザーボードを組み込める上、上下のスペースを使ってデュアルシステムを構築することもできる。
水冷ラジエーターは480mmタイプ3基と、360mmタイプ1基まで共存可能だ。マザーボードを90度回転させ、ライザーケーブルを介してグラフィックスカードを底面側に配置するなどのレイアウトも選べる仕様となっている。
入荷したオリオスペックは「ぜいたくなスペースを使ってエアフローを整えたり、ライティングやケーブル配線にこだわり抜いたりできます。このクオリティーとサイズ感にしては割と買いやすい価格帯なのも良いですね」と高く評価していた。
実際のところ、V3000 PLUSの潜在能力を引き出してPCを組む構成を考えれば、7万5900円の価格は割安といえるかもしれない。
同店は「最新のハイスペック構成をお求めの方とお話をすると、普通に100万円を越えるマシンになることがザラになっています。数年前まではグラフィックスカード4枚挿しだったり、ストレージを極端に詰め込む構成だったりにしないと到達しない金額でした。これからどうなるか。どうなっていくんでしょうね」と話していた。
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