先週登場したマザーボードでとりわけ話題になることが多かったのは、ASUS JAPANのIntel Z790チップセット搭載モデル「ROG MAXIMUS Z790 APEX」だ。価格は11万5000円前後(税込み、以下同様)となる。
定格105Aという24+0の給電フェイズを採用し、メモリスロットを2基に絞ることで高度なチューニングを可能にしている。メモリスロットの隣には「ROG DIMM.2」スロットがあり、付属の拡張カードを挿すことで2基のM.2 SSDを挿せるのも特徴だ。その他、基板まで白を採用しているなど外観面での個性も際立っている。
パソコンSHOPアークは「ASUSの変態マザーの1つですね。他のモデルと比較検討して買われる類いの製品ではなく、もう指名買いオンリーという存在です。オーバークロック性能は折り紙付きなので、とことんチューニングしたい人、スコアを追求したい人に淡々と売れていくでしょう」と話していた。
売れ行きは順調な様子で、週末までに売り切れていたショップもあった。ただ、そのうち1軒のショップからはこんな話もあった。
「オンラインで購入された後、クレジットカード会社から決済がはねられるケースがあるんですよ。詐欺まがいだったり、転売目的だったりいろいろとルール違反をしていたりで。すると売約がキャンセルとなるわけですが、このマザーのような個性派は初回に売れないとその後が厳しいんです。だから、現時点では『売り切れた』という実感は持てていないですね」
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