片手で持てる超小型デスクトップPC「mouse CT6-L」をホテルで使って分かったこと(2/2 ページ)

» 2022年12月08日 12時00分 公開
[王深紅ITmedia]
前のページへ 1|2       

設置スペースは意外とコンパクト

 では、これらのデバイスを接続して、仕事環境を構築してみよう。

 本機はデスクトップPCだけに、ノートPCのように液晶ディスプレイを開いてすぐに使えるわけではないが、キーボードとマウスは無線接続なので楽な姿勢で使えるし、Webカメラの位置調整も柔軟に行える。何より、設置スペースも意外とコンパクトで、一般的な15.6型のノートPCよりも少ない程度で済む。

マウスコンピューター mouse CT6 超小型 デスクトップPC 机上にセットアップをしたところ。いずれも小型なので、奥行きがあまりないテーブルでも無理なく設置できる
マウスコンピューター mouse CT6 超小型 デスクトップPC PC本体を縦置きで利用すれば、設置面積も最小限で済み、目障りなケーブルも隠しておける

 本機は背面にHDMIとD-Sub 15ピン(アナログRGB)があり、最大で2画面の同時出力が可能だ。別途D-Sub→HDMI変換ケーブルなどを使えば、据え置きの液晶TVにビデオ会議の映像を流しつつ、モバイルディスプレイで資料を見たりメモを取ったりと、デュアルディスプレイ環境を構築することもできる。

 実際に本機を無線LANに接続した状態でビデオ会議も試したが、画像が固まったりPCの動作があやしくなったりすることもなく、至ってスムーズに業務を遂行できた。本機と同クラスの超小型ボディーを採用した、Intelプラットフォームモデル「MousePro-M600」シリーズに比べると、高負荷時の冷却ファンの風切り音がやや気になるが、本体の置き場所を工夫すればカバーできる。

小型軽量ながら豊富なカスタマイズメニューを用意

 本機の標準構成の価格は10万9800円(税込み、送料別)と11万円を切っており、同社おなじみのBTOメニューを活用すれば、メモリは最大64GB(32GB×2)まで、M.2 SSDは最大2TBまでパワーアップ可能だ。

 オフィススイートのMicrosoft Office Home & Businessの追加や、OSの変更(Windows 11 Home→Windows 11 Pro)にも対応する。予算や用途に応じて選ぶといいだろう

 さらに標準でVESA取り付けキットが付属しており、液晶ディスプレイ背面のVESAマウント(100mm×100mm)に取り付ければ、まるで液晶一体型PCとしての運用が可能だ。着脱は手回しできる固定ネジ1本を外すだけでいいので、普段は会社や自宅で使い、いざという場合はケーブルを外して持ち出せる本機の魅力は意外と大きい、

 手持ちのノートPCや会社から支給されているPCに不満を感じている人は、本機のような選択肢があるということを、ぜひ頭の片隅にでも入れておいてほしい。

マウスコンピューター mouse CT6 超小型 デスクトップPC 付属のVESA取り付けキットを使って、24型の液晶ディスプレイ背面に本機を取り付けたところ。PCの着脱は手回しネジ1本を回すだけで行える
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー