PFUは1月4日、「HHKB Professional HYBRID Type-S シン・ウルトラマンセット」の追加販売を開始した。本セットは、シン・ウルトラマンの劇中で小道具として登場した同社製ハイエンドキーボード「HHKB Professional HYBRID Type-S」に加え、特別仕様のカラーキートップやステッカーなどを付属したセットモデルだ。
販売数は108セットで、価格は3万9600円(税込み、以下同様)となる。
PFUのHHKB Professional HYBRID Type-Sについては、PC USERでも定期的にレビューを行っている人気のハイエンドキーボードだ。
11月の発売の際は、映画の主題歌である米津玄師さんの「M八七」にちなんで限定87セット(ウルトラマンの故郷である光の国も、元々はM87星雲だったという話もある)だったが、今回は108セットとなる。
シン・ウルトラマンが煩悩に! と思わず早とちりしそうだが、108は「ジュワッチ」(≒シュワッチ)と読み、つまりウルトラマンのかけ声にちなんだものだという。このかけ声は怪獣(シン・ウルトラマンでは禍威獣)退治後に空に飛び立つシーンでよく見られたもので、古きウルトラマンシリーズを見ている人ほど、親近感がわくかもしれない。
シン・ウルトラマンとのコラボについては、12月に開催されたユーザーイベント「HHKB ユーザーミートアップ Vol.6」にて語られたが、経緯としては2019年に映画製作スタッフから連絡があり、PFUがHHKBを送ったもののあいにくのコロナ禍で製作が延期となってうやむやになっていたという。そして2022年の映画公開で思い出し、公開後に交渉を進めてコラボを実現したそうだ。
上述のユーザーミートアップでは、コラボ交渉時に関係者同士で同級生がいたといった裏話も明かされていたが、このようなキーキャップのバリエーションが増えるのは、HHKBファンだけでなくキーボード好きにとっても好ましいことだ。
ここでは、シン・ウルトラマンキートップセットを実際にHappy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 英語配列/雪と、無刻印/墨(英語配列)に取り付けてみた。
まずは英語配列/雪にキーキャップを取り付けた。HHKB Professional HYBRID Type-Sのキーキャップはかなりガッチリと固定されているため、キーリムーバーを使って外す際もコツがいる。試しにいろいろなキーを取り替えてみたが、やはりシン・ウルトラマンキーキャップを傷つけたくないという気持ちが先立ち、キーリムーバーを握る手に変な力が入ってしまったのは事実だ。
ウルトラマンのシルエットが刻印された赤いキーキャップとSSSPのマークが刻まれただいだい色のキーキャップは自由度が高いのだが、緑色のSSSPキーキャップとグレーのシン・ウルトラマンキーキャップについては、ピッタリはめようとするとキーの横幅の関係でControlキーか右Shiftキーの二択となる(英語配列の場合)。
ちなみに、スリーエスピー(SSSP)の意味は、これまでのウルトラマンシリーズでは「科学特捜隊」(科特隊=Science Special Search Party)の略称であったが、シン・ウルトラマンでは「防災庁 禍威獣特設対策室専従班」(禍特対=S-class Species Suppression Protocol)となる。
続いて、HHKB Professional HYBRID Type-S 無刻印/墨(英語配列)の場合を見ていこう
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