購買年齢別で売れ行きを見ると、「若い世代が伸びている」という。10〜30代の合算で、2021年はシェア22.8%だったのが、2022年は31.1%と、8.3ポイントも比率を積み増している。山口氏は「ファッション性の高い雪モデルのおかげなのか、使ってみたところこれが良かったという口コミのおかげなのかわからないが、若い世代に火がついているようだ。良いものなら高くても買っていただけるということを確信できた」と語る。
ファッション性が高まったことが理由かは不明だが、女性ユーザーの割合も増加傾向にあるようだ。2021年1〜10月では3.5%だった比率が、2022年の同時期では4.7%となっている。雪モデルの一般販売が10月25日からなので、さらに女性比率は高まるのかもしれない。
先に述べたとおり、PFUやHHKBにとって2022年は激動の年だった。HHKBの1年改めてを振り返ると、以下のような出来事があった。
これらを振り返ると、実はユーザーアンケートで寄せられた声を反映したものが少なくない。典型的なものとしては「日本語配列用の無刻印キートップセット」「雪モデルの再販売」は、ユーザーからの意見を直接的に反映した取り組みといえる。加えて、シン・ウルトラマンとのコラボレーションセットは、間接的ながら「キーキャップのカラーバリエーションを増やしてほしい」という要望に応えたともいえる。
ここで振り返りたいのは、HHKB購入後、ユーザー登録時に行うアンケートに寄せられた声の一部だ。それによると「雪モデルを再販してほしい」「日本語配列にも無刻印キートップが欲しい」「キーキャップのカラバリを増やしてほしい」との要望があった。
山口氏は「皆さんから寄せられた声に応えています!」とアピールする。「だからこそ、ユーザー登録とアンケート回答をよろしくお願いします。HHKBの未来は、皆さんの声で切り開かれるのです!」と呼びかけていた。
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