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集え! HHKBユーザー! PFUが6回目の「HHKBユーザーミートアップ」を開催(1/5 ページ)

» 2022年12月13日 15時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

 PFUは12月9日、同社製キーボード「Happy Hacking Keyboard(HHKB)」のオンラインユーザーイベント「HHKB ユーザーミートアップ Vol.6」を開催した。今回のイベントは誰でも視聴可能な「YouTube Live」の他、500人限定で募集された「Zoom配信」の2本立てでオンライン配信された。加えて、招待客限定で原価BAR 三田本店(東京都港区)から配信を見守るパブリックビューイングも行われた。

 前回(Vol.5)は「HHKB25周年」をテーマに盛り上がった。今回のテーマは「こだわり」。HHKBの25周年記念モデルとして販売された純白の「雪」モデルが、ユーザーからの要望に応えて仕様変更の上で再販されたことを受けて設定されたテーマだという。

 この記事では、熱いHHKBファンが大いに盛り上がったイベントを振り返っていく。

雪 ある意味でイベントの主役である「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪モデル」の米国英語(US)配列モデル。背後に写る2つのビンは、原価BAR 三田本店で実際に提供されているHHKBとのコラボレーションビール「HHK Beer」である(左がゴールデンエール、右がブラウンポーター)

HHKB、そしてPFUにとって激動の1年間を振り返る

 イベントの冒頭、パブリックビューイング会場との中継がつながり、同会場からPFUの松本秀樹氏(コーポレート・コミュニケーション戦略室長/メディア・コンテンツ統括部長)があいさつに立った。松本氏は、HHKBの誕生から現在までを見守ってきた「生き字引」のような存在である。

 松本氏は「いつもなら、生みの親でもある和田先生(東京大学の和田栄一名誉教授)のあいさつから入るところだが、御年91ということもあり、(今回は)自宅から参加してくださっている」と説明。「HHKBにとっては、製造元であるPFUの親会社が富士通からリコーへと変わるなど、激動の一年になったが、ユーザーがいてくれる限りなくならないので、安心して応援してほしい」と述べた。

 松本氏のあいさつの後、カメラはイベントの本会場であるPFUの横浜本社(横浜市西区)に切り替わり、同社の山口篤氏(ドキュメントイメージング事業本部)がミートアップの歴史の概略と、HHKBの2022年を振り返りを行った。

松本氏 PFUの松本秀樹氏。パブリックビューイング(サテライト)会場に集まったユーザーを迎えていた
歴史 HHKB ユーザーミートアップの歴史。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2020年のVol.4からはオンライン開催が基本となっている

人気のHHKBは?

 山口氏によると、HHKBの累計出荷台数は64万台を突破し、その比率は国内が83%、海外が17%という構成比だったという。1年ほど前のユーザーミートアップ Vol.5時点では累計出荷台数は約60万台だったので、この1年間で4万台ほどのHHKBが世に出荷されたことになる。

 現在、HHKBのラインアップはフラグシップモデルである「HYBRID Type-S」(Bluetooth接続+USB接続/静音タイプ)、スタンダードモデルの「HYBRID」(Bluetooth接続+USB接続)、そしてエントリーモデルとなる「Classic」(USB接続のみ)の3シリーズ構成で、キー配列(英語、日本語)、キー刻印の有無、カラー(墨、白、雪)の違いから計20モデルが用意されている。

 2022年(11月半ばまでの集計)における出荷台数のトップは、一番高価なHYBRID Type-Sだそうだ。カラー別では「墨」が一番人気だが、要望によって一般販売されることになった「雪」は、集計期間が短いものの既に7%を占めている。今後、どれだけ伸びるのか注目である。

販売台数 税込み直販価格で3万6850円もするHYBRID Type-Sが、全販売台数の85%を占めている。HHKBは、ある意味でキーボードのためなら出費を惜しまないという人に支えられている面がある
カラー別集計 カラー別の販売台数を見ると、まだ出荷が始まった(復活した)ばかりの雪が既に7%を占めている。雪は品切れ(入荷待ち)となっているケースも少なからず見かけるので、在庫がぜいたくにあったと仮定すると、もっと高い比率になっていた可能性もある

 その出自から、元々HHKBは英語配列のみを取りそろえ、後から日本語配列が加わった格好となる。2022年の配列別出荷台数を見てみると、日本語配列が45%と最も多く、オリジナルである英語配列がそれに次ぐ41%、そして無刻印が14%となったという。無刻印モデルに着目すると、前年(2021年)の9%から一気に伸びていることが分かる。

 山口氏によると、日本語配列用のキートップセットの販売数において半分ほどが無刻印といい、「(無刻印に)チャレンジする人が増えている印象」を受けているという。確かに、ITmedia PC USERでもHHKBの無刻印モデルにチャレンジする記事がよく読まれたそうなので、そういう傾向はあるのかもしれない。また、雪の無刻印モデルは、ロゴすら入っていない純白ボディが美しいと評判も高いことから、無刻印モデルの出荷割合はさらに増える可能性もある。

 山口氏は「無刻印のキーボードが他メーカーからも出始めているので、“元祖無刻印”としてうれしく思っている」と感想を述べていた。

無刻印 無刻印モデルの人気が急激に伸びているという
無刻印 無刻印モデルの中でも、雪は“真っ白”な外観が好評で、雪の全モデルの中で在庫が真っ先になくなったようである
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