両製品とも、Seagate製のドライブで利用できるユーティリティー「Seagate Toolkit」に対応している(ユーザー登録後にダウンロード可能)。Seagate Toolkitを使うと、本体のステータスLEDのオン/オフや、本体下部にあるLEDのオン/オフ、ドライブのバックアップや復元、任意のフォルダーとのミラーリングといった設定も行える。
ただし、God of War Ragnarok Limited Edition Game DriveではLEDのオン/オフのみ可能で細かなカスタマイズは行えず、他のコラボモデルでは利用できた「Razer Synapse」もサポートしない。
また、保証期間は3年間と共通だが、期間中1回に限りHDDの故障時のデータ復旧サービスが無償で提供されるデータ復旧サービス「Rescue Data Recovery Services」が付帯しないのも注意したいところだ。
最後に、ベンチマークテストでドライブの性能を見ておこう。今回はGod of War Driveを使ってテストした。
まずはCrystalDiskInfoで内蔵ドライブを確かめたところ、他のコラボモデルと同様にSeagate製の2.5インチHDD「ST2000LM007」が内蔵HDDとして使われていた。
続いて、Core i7-11370H(4コア8スレッド/最大4.8GHz)のCPUと32GBのメモリを備えたノートPCを利用して、CrystalDiskMarkによるベンチマークテストを実施した。ST2000LM007は6Gbps対応のSATA HDDで、厚さは約7mm、回転速度は5400rpmだ。
公称値で毎秒140MBのシーケンシャルリード速度を持つので、ベンチマークテストでは公称値通りの性能をほぼ引き出しているといえる。
ゴッド・オブ・ウォーとスター・ウォーズの世界をイメージした両製品だが、PlayStation 4/5やXboxシリーズでゲームデータを保存するのに使うのもよいし、PCにつなげてデータなどを保管するために使うのでもよい。
もしPCでの利用がメインであれば、先述したユーティリティーの機能差やRescue Data Recovery Servicesの有無を含めて、Darth Vader Driveの方が“つぶしが利く”だろう。
いずれにしても、ファンであればそろえておきたいと思うマストアイテムと言えそうだ。そろそろ、HDDとともにSSDを内蔵したポータブル Special Editionも期待したい。
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