モバイルRyzen搭載の「ONEXPLAYER mini Pro」はどの程度イケてるのか試してみた(1/3 ページ)

» 2023年01月31日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 テックワンから発売されている、中国のONE-NETBOOK Technologyが開発した小型WindowsゲーミングPC「ONEXPLAYER mini Pro」。既にIntelのCPUを搭載したモデルは発売されていたが、このラインアップにRyzen 7 6800Uを搭載したモデル(以下、Ryzen版)が加わった。

 省電力かつパワフルな動作を期待できるRyzen 7 6800Uだが、このCPUを搭載したことでどの程度“イケてる”マシンに仕上がったのか、この記事で確かめていこう。

 なお本製品はゲーミングPCのカテゴリーに分けられるが、後ほど紹介するように携帯して持って行ける小型PCとしても活用できる。こうした視点からも本製品を見てほしい。

ONEXPLAYER mini Pro 中国ONE-NETBOOK Technologyの7型ゲーミングPC「ONEXPLAYER mini Pro Ryzen 7 6800U版」。CPUに8コア16スレッドのRyzen 7 6800Uを採用する

7型で約612gのボディーに8コア16スレッドのCPUを内蔵

 Ryzen版のCPUは、Zen3+アーキテクチャを採用したRyzen 7 6800Uを搭載する。8コア16スレッドで、最大4.7GHzで動作し、TDPは28Wとモバイル向けに設計されたCPUだ。グラフィックス機能はCPUに内蔵するRadeon 680M(RDNA2/GPUコア数12/2.2GHz)を使用している。従来モデルのRyzen 7 5800Uから順当な進化を遂げている形だ。

 メモリはLPDDR5、ストレージはNVMe M.2 SSDとなり、容量違いで3モデル用意される。メモリ16GB/ストレージ512GB、同16GB/1TB、同32GB/2TBという構成で、直販サイトとでの価格は16万2800円〜19万8000円(税込み、以下同様)となっている。

 液晶ディスプレイは7型のIPS方式で、解像度は1920×1200ピクセル(323ppi)表示に対応する。10点マルチタッチをサポートしており、タッチ操作も利用可能だ。

ONEXPLAYER mini Pro CPU-Zの画面
ONEXPLAYER mini Pro GPU-Zの画面
ONEXPLAYER mini Pro 7型のディスプレイを採用する。8.4型のONEXPLAYERに比べて一回り小さくなった

 ボディーサイズは約262(幅)×107(奥行き)×23〜35(厚さ)mmで、重量は約612gと両手で持つにしてもそれなりの重量がある。正面下部の左右にスピーカーを内蔵しているが、小型ゆえ音質はいまひとつで低音域がとぼしい。音ゲーやFPSなどでは3.5mmのイヤフォンジャックやBluetooth接続のヘッドフォンなどを使いたい。

 本体左右にコントローラーやボタン、グリップを配置しているのは、ONEXPLAYERシリーズとしてはおなじみの形だ。ただしRyzen版ではRGBライティングが可能なLEDがグリップ両端に内蔵されており、きれいに光る。本体を持つと手のひらあたりにちょうどライティング部が当たるので、そこから光が漏れ出るようなイメージだ。

 グリップはS字カーブデザインとなっていて、手のひらにちょうどよくフィットするように握りやすくなっている。

ONEXPLAYER mini Pro 左右に追加されたRGBライティング
ONEXPLAYER mini Pro こちらは右側面で、ユーティリティーの「GAME CENTER」(またはPLAYER CENTER)からカスタマイズが可能だ

 ボタン配置は「Xboxワイヤレスコントローラー」と同じで、左にジョイスティックと十字ボタン、LB/LTボタン、右側にA/B/X/Yボタンとジョイスティック、RB/RTボタンなどが配置されている。

 本体にバイブレーターや6軸のジャイロセンサーが内蔵されており、本体を傾けてのプレイやゲームに応じて振動する。

 右側のコントローラーには、CPUや画面解像度、TDPやファンの回転数を設定できる「GAME CENTER」をワンタッチで起動するボタンが用意されている。GAME CENTERでTDPを調整することで、バッテリー持続時間を延ばすことも可能だ。どの程度伸びたのかについては、後述のテストで紹介する。

ONEXPLAYER mini Pro 左側のコントローラー部。下側にあるオレンジのボタンはホームボタンで、ワンクリックでデスクトップとゲームに戻ったり、ゲーム録画ツールバーを起動したりできる
ONEXPLAYER mini Pro 右側下部にはキーボードとマウスの切り替えができるボタンと、CPUや画面解像度、TDPやファンの回転数を設定する「GAME CENTER」を呼び出すボタンがある
ONEXPLAYER mini Pro GAME CENTERの画面。TDPやファンの回転数、バイブレーションの設定、画面解像度の変更などを行える

 続いて、別売のドッキングステーションなどを見ていこう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  3. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  7. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  8. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  9. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー