モバイルRyzen搭載の「ONEXPLAYER mini Pro」はどの程度イケてるのか試してみた(2/3 ページ)

» 2023年01月31日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]
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インタフェースはシンプルな構成 ドッキングステーションも用意

 本体上部にUSB 3.0 Type-AポートとUSB4(USB Type-C)ポート、3.5mmのイヤフォンジャックがあり、底面にUSB4(USB Type-C)ポートが配置されている。USB4はUSB Power DeliveryとDisplayPort Alternate Modeにも対応し、対応モデルを使えばデュアルディスプレイも実現できる。

 8型のONEXPLAYERは2基の冷却ファンを備えていたが、本機では1基となり背面に設けられている穴から給気し、天面の排気口で熱を排出する仕組みだ。そのおかげか、ONEXPLAYERよりも静音性はアップしている。

ONEXPLAYER mini Pro 天面部分に左からUSB 3.0 Type-Aポート、USB4(USB Type-C)ポート、3.5mmイヤフォンジャック、音量調節ムボタン、電源ボタンが並ぶ(上)。開口部は排気口だ。底面中央にもUSB4ポートがあり、オプションのドッキングステーションなどを接続できる(下)
ONEXPLAYER mini Pro 付属のACアダプターは出力65Wタイプで、USB Type-C→USB Type-Cケーブル経由で充電を行う。小型かつ軽量なので持ち運びも容易だ

 なお、ONEXPLAYERシリーズには「ONEDOCKING」というドッキングステーションが別売(9790円)で用意されている。これに接続すれば、1基のUSB Type-Cと3基のUSB 3.0 Type-Aポート、4K出力をサポートするHDMI出力、有線LANを利用できる。

 普段は本体のみを持ち歩いて、帰宅したらドッキングステーションと合体し、ドッキングステーションに接続した外部ディスプレイ、マウスやキーボードを利用すれば小型のデスクトップPCとしても利用可能だ。オフィスアプリなどを利用する分には申し分ないパワーを持っているので、会社のポリシーが許せば自宅と会社の両方で使うというのもアリだろう。

ONEXPLAYER mini Pro 別売のドッキングステーション「ONEDOCKING」。本機を接続するとオレンジの部分が光る
ONEXPLAYER mini Pro インタフェースは背面にまとまっている
ONEXPLAYER mini Pro キーボードとマウスをドッキングステーションに接続すれば、小型デスクトップPCとして活用できる。さらに外付けディスプレイを用意すれば、デュアルディスプレイ環境を簡単に構築可能だ

ベンチマークテストで実力をチェック

 ここからは各種ベンチマークテストなどにより、Ryzen版の性能を見ていこう。

 まずストレージ回りだが、CrystalDiscMarkの結果は以下の通りだ。CrystalDiskInfoで見てもメーカーなどは不明だったが、シーケンシャルリードで毎秒3500MBと、十分な速度が出ている。

ONEXPLAYER mini Pro CrystalDiskInfoの画面
ONEXPLAYER mini Pro CrystalDisKMarkのテスト結果

 続いては、CPUの性能を測るCINEBENCH R23とPCの性能を測るPCMark 10の結果についても見ていこう。TDPは28Wの設定で測定しているが、結果を見るといずれのスコアも従来モデル(Core i7-1195G7搭載のONEXPLAYER mini)を上回っているのが分かる。

ONEXPLAYER mini Pro PCMark 10のテスト結果
ONEXPLAYER mini Pro CINEBENCH R23のテスト結果

 続いて、ゲームタイトルでのテストをチェックする。

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