ここからは、ハイブリッドワークで役立つビデオ会議向けのデバイスを紹介していく。まず紹介したいのは、マイクとヘッドセットだ。
今や、仕事でビデオ会議を利用するのは当たり前になりつつあるが、とりあえず間に合わせのマイクやスピーカーを使っていたり、ノートPCであれば内蔵のマイクとスピーカーで参加したりしている人もいまだに多いかと思う。
しかし、内蔵タイプや間に合わせのデバイスでは音質が芳しくなかったり、相手にとって聞き取りづらかったり、こちらも相手の声が不明瞭で困る場面が少なくない。
そこで、ここではその悩みを解消するマイクとヘッドセットを紹介しよう。
1つは、HyperXより発売されている「SoloCast」と「DuoCast」だ。
これらはドライバーレスで簡単に接続できるUSBマイクで、マイクとしてはコンデンサーマイクに分類される。SoloCastは単一指向性、DuoCastは単一指向性に加えて全指向性への切り替えが可能だ。
また、SoloCastはただのスタンドだが、上位のDuoCastはショックマウントを搭載しており、ノイズに強い利点がある。しかしながら、SoloCastは実売8000円を切る手頃さ(DuoCastは1万4000円前後)と高い音質を両立させており、どちらも優劣がつけ難い。
個人的には打ち合わせの際にキーボードを普段多用するならばショックマウントを備えたDuoCast、とにかく安く音質を高めたいのならばSoloCastをすすめたい。
そしてヘッドセットは、ロジクールより発売された「G435」をピックアップしよう。
かなり小型で軽量なのだが、イヤーカップが耳たぶまですっぽり覆うため耳への負担も軽く、約165gという軽量さがポイントだ。ロジクール独自のUSBドングルを用いたワイヤレス接続のLIGHTSPEEDとBluetoothにも両対応し、デュアルビームフォーミングマイクを内蔵しており、見た目がすっきりとしているのもポイントとなる。
自宅のPCにはLIGHTSPEEDで接続、スマートフォンや持ち歩くノートPCではBluetooth接続というように使い分けられるのもうれしい。価格も6000円前後と手頃だ。
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