最後に、ショートカットを増やすことに特化した周辺機器を3モデル紹介していきたい。
これらのモデルは、ゲーマーや文筆系はもちろん、PowerPointの資料制作やCAD、グラフィックスやイラスト関係などショートカットを多用するユーザーに向いた製品だ。
まず1つ目は、上海問屋などでも販売されているルートアールの「メカニカルスイッチ搭載 USBフットペダルスイッチ 3ペダル」だ。
手元での作業はもちろんキーボードでも完結できるが、普段は使わない足をも使うことで作業の効率アップを図れるだろう。
付属のソフトウェアでボタンの内容をそれぞれ設定可能だが、1度設定してしまえば本体メモリに保存される。そのため、他のPCで使う際も設定ソフトなしで事前に設定したボタンの挙動をしてくれる。価格は3500円〜4000円前後だ。
続いては、ビットトレードワンのダイヤルデバイス「Rev-O-mate」だ。
これは、主にイラストレーター向けの左手デバイスとして開発されたものだが、簡単に使えるショートカットを、たくさん用意したいという人には強くおすすめしたい。
このデバイスも10個のボタンにマクロなどの割り当てが可能で、ダイヤルの押し込みも加えれば全11個のショートカットを登録できる。下部にRGB LEDを備え、アプリごとにカラーを変えることができるのも見逃せない。慣れれば、ダイヤル部分を含め、かなり直感的に扱える。価格は1万1000円前後だ。
最後に紹介するのは、Razerのゲーミングキーパッド「Tartarus Pro」だ。
いわゆる左手用キーボードで、主にMMOプレイヤーに好んで使用されている。これも例によって32個のボタン(Razer アナログオプティカルスイッチ採用)をプログラム可能なのだが、パームレストもついていたり、ジョイスティックが内蔵されていたりと、前述のRev-O-mateよりも手を置きっぱなしにする形に特化しており、楽な姿勢で入力ができるのも見逃せない。
価格は1万8000円前後と安くはないが、ゲーム用途以外でも活用しがいのあるモデルに仕上がっている。
以上、かなりの数のデバイスを紹介してきたが、普段から使っている身近なデバイスを良いものに置き換えることで、思っている以上に仕事環境を向上させられる。製品選びの参考になれば幸いだ。
特にマウスやキーボード、マイクは1万円前後の投資で劇的に変化するため、ぜひ試してみてほしい。
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