NVIDIAは3月21日(米国太平洋時間)、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用するエンタープライズ向けGPU「NVIDIA RTX Adaシリーズ」のラインアップを拡充した。新たにモバイルワークステーション向け製品とコンパクトなグラフィックスカードを投入することで、より快適なAI(人工知能)やグラフィックス環境を提供する狙いがある。
モバイルワークステーション向けのNVIDIA RTX Adaシリーズは、Ampereアーキテクチャを採用する製品と比べると、全体パフォーマンス、効率性やレイトレーシング処理パフォーマンスが最大で2倍、DLSS 3(Deep Learning Super Sampling 3)を利用した超解像処理のパフォーマンスが最大4倍に引き上げられるという。搭載製品は3月から順次発売される予定だ。
ラインアップは以下の通りとなる。
「NVIDIA RTX 4000 SFF Ada Generation Graphics Card」は、デスクトップワークステーション向けGPU「NVIDIA RTX 4000 Ada」を搭載するグラフィックスカードとなる。「SFF(Small Form Factor)」の名前の通り、ロープロファイルのPCI Expressスロットにも搭載できるサイズとしたことが特徴だ(厚みは2スロット分)。
4月から菱洋エレクトロを始めとする販売代理店を通して単体販売される他、主要なPCメーカーから搭載製品も発売される。単体販売時の想定販売価格は1250ドル(約16万3000円)となる。
NVIDIA RTX 4000 Adaの主なスペックは以下の通りとなる。
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