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スムーズに動くが注意点あり! Armベースの「Windows 開発キット 2023」を“実用”する(Zoom編)(3/3 ページ)

» 2023年03月29日 12時00分 公開
[Yukito KATOITmedia]
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Arm版アプリでも「バーチャル背景」はバッチリ動く!!

 結論からいうと、現行のArm版Windows向けZoomアプリではバーチャル背景機能をしっかりと使える。背景ぼかし機能も、特にカク付くことなく利用可能だ。

 「リリースノートに記載がないから使えないままなのでは……?」という不安は杞憂(きゆう)に終わったことになる。

バーチャル背景 Arm版アプリでも、バッチリと背景ぼかし機能が動いている

CPUの負荷はどのくらい?

 先述の通り、バーチャル背景機能や背景ぼかし機能は、それなりにCPUパワーを使う。Windows 開発キット 2023が備えるSoC「Qualcomm Snapdragon 8cx Gen 3」は、CPUコアを8基搭載している。そこそこパワフルなはずなのだが、どうだろうか?

 まず、普段のZoom会議を想定し、Zoomアプリとは別にEdgeで「Google カレンダー」「Google スプレッドシート」と他に3つのタブを開いた状態で、メモ用に「メモ帳」を同時に起動してみた。

 Edgeで新しいタブを開くと、一瞬CPU負荷が高まるものの、基本的にはCPU使用率は7〜8%で推移する。Web会議は全く問題なさそうである。

普段通り 普段通りにZoomでWeb会議をした際のタスクマネージャーの表示。Edgeで新しいタブを開くと負荷が一瞬高まるが、基本的には7〜8%で推移する

 相手が画面共有すると、開始時にCPUへの負荷が高まる。これはWindows 開発キット 2023でも同様なのだが、いったん共有が始まってしまえばCPUの負荷は7〜8%で安定する。こちらも問題ない。

相手が共有 相手が画面共有を開始すると、開始までのCPU負荷は高くなるが、始まってしまえば7〜8%で推移するようになる

 逆に、自分が画面共有するとどうなるだろうか。自分が「ホスト」となるため、画面共有の開始時はもちろん、共有対象のウィンドウのサイズを変えるとCPUへの負荷が高まる。ただ、ウィンドウの表示内容を更新しない限りは、CPU負荷はやはり7〜8%で安定する。

 画面共有を活用しても、思った以上に快適に使えることはある意味で“収穫”だった。

思ったより低負荷 自分が画面共有側に回っても、画面(ウィンドウ)の表示内容を更新しない限り、CPU負荷は7〜8%で安定する

業務用端末としても十分に活用できそう

 ネイティブ動作するArm版アプリを使ったせいもあるが、Windows 開発キット 2023は開発業務をこなしつつ、Web会議にも活用できるパフォーマンスを備えていることが分かった。これだけキビキビ動くなら、純粋な業務用端末として導入しても良さそうである。

 ただし、Webカメラは外付けで別売であることに注意が必要だ。もっとも、一般的なUSB接続のWebカメラなら、特別なデバイスドライバなしでも動くので、ドライバー回りの心配は不要である。

 ノートPCと比べると可搬性には劣るが、社内据え置きの端末と考えれば省スペースで、これだけのパフォーマンスを発揮できると考えると、非常に強力で魅力的な選択肢ではないだろうか。

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