モバイルバッテリーには寿命がある。では、その寿命を超えて使い続けるとどのようなリスクがあるのだろうか?
モバイルバッテリーで使われているリチウムイオンバッテリーには、先述の通り寿命が比較的長いというメリットがある。また、軽量な割に大きな電圧/電流を流せるというメリットもある。
一方で、以下のようなデメリットもある。
特に注目したいのが「衝撃に弱い」「熱に弱い」というデメリットだ。たまに「モバイルバッテリーが発煙(発火)した」というニュースを耳にするが、その原因の多くは「バッテリーにかかった強い衝撃(圧力)や高温」だったりする。端的にいうと、衝撃や高温によって蓄積されたダメージが原因で発煙/発火してしまうのだ。
もちろん、持ち歩いて使うモバイルバッテリーには、衝撃や熱に対する対策も施されている。とはいえ、衝撃や熱によるダメージは少しずつ蓄積されていくことには変わりない。モバイルバッテリーに強い衝撃や熱が加わらないように使うことは、必ず心掛けたい。
また、以下のような状態になったモバイルバッテリーは直ちに利用を中止して、新しいものに買い換えよう。
なお、新品や使い始めてから日の浅いモバイルバッテリーでも、製造上の不手際が原因で発煙/発火に至ることもある。このような場合は、消費者庁が公開している「リコール情報」に掲載されることがあるので、随時チェックすることをお勧めしたい。
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