コロナウイルスの5類感染症変更などを受け、すっかり人の流れが変わり、オフィスに戻る人も増えてきた。一方で、可能な限り在宅で仕事をしたいという人もおり、多様な場所で働く「ハイブリッドワーク」が働き方のスタンダードになりつつある。
チームで働くからには、メンバーでコミュニケーションを取る必要があるが、会社の会議室に集まれるオフィス勤務組と、自宅からオンラインで参加する在宅組とでは、情報の共有がうまくいかないことがある。
会話の合間に差し込まれる、重要なことを言ったかもしれない声が小さくて聞き取れなかったり、自分の発声などとかぶってしまったりする場合があるからだ。どこで参加しているとしても、同じように情報を共有するには、音質の改善が急務となる。
ここでは、いち早く日本で発売されたGNオーディオジャパンのスピーカーフォン「Jabra Speak2」シリーズのうち、「Jabra Speak2 75」(以下、Speak2 75)と「Jabra Speak2 55」(以下、Speak2 55)を借りることができたので、レビューしていこう。
今回発売されたのは、Jabra Speak2 75とSpeak2 55、そしてSpeak2 40だが、Speak2 55とSpeak2 40は、ほとんど性能面で差がない。前者にはBluetooth接続機能があり、後者は省かれているだけの違いだ。そのため、Speak2 40の購入を検討している人にとっても本稿は参考になると考える。
さて、Speak2 75とSpeak2 55では以下のような性能の違いがある。
Speak2 75
Speak2 55
性能とは少々異なるが、Speak2 75には、Bluetoothリンクアダプター「Jabra Link 380」が付属するモデルも用意されている。Jabra Link 380本体にスピーカーフォンやヘッドセット類をひも付けておけば、PCでペアリング設定を行わなくても、同アダプターを挿すだけで利用できるようになる。USB接続の気軽さで、スピーカーフォンやヘッドセットのワイヤレス接続の恩恵にあずかれるのだ。
Speak2 75とSpeak2 55の共通仕様には、以下のような機能がある
またMicrosoft Teamsの認定を受けており、ZoomやGoogle Meetなどにも準拠(Speak2 75はMicrosoft Teams RoomsとZoom Rooms認定も取得)しているので、安心してWeb会議を行える。フェルトポーチが付属しており、出張などにも気軽に携帯できるのも魅力的だ。
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