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Jabra Speak2シリーズは接続するだけで“音”にまつわる悩みを解決してくれる便利なデバイスだった(4/4 ページ)

» 2023年05月23日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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PC向け専用アプリでSpeak2シリーズを管理

 Speak2の音質を自分好みにしたり、スマートボタン(いわゆる機能キー)をカスタマイズしたりすることができるよう、「Jabra Direct」アプリがPC向けに用意されている。対応OSはWindows 8.1/macOS 10.15以降だ。

Jabraヘッドセット製品のカスタマイズやファームウェアアップデート、管理などに用いるPC専用アプリ Jabraヘッドセット製品のカスタマイズやファームウェアアップデート、管理などに用いるPC専用アプリ「Jabra Direct」。画像はWindowsバージョン

 Speak2シリーズ付属のケーブルをPCに接続すると、Jabra Directアプリの「Device」に表示される。2台接続すれば、2台がDeviceに現れる。

Speak2シリーズをUSBケーブルで接続すると「Device」に現れる Speak2シリーズをUSBケーブルで接続すると「Device」に現れる
2台接続すると、どちらも表示される 2台接続すると、どちらも表示される
Jabra Speak2 75 55 40 ハイブリッドワーク スピーカーフォン 実際に2台接続している様子

 接続デバイス名の右にある矢印をクリックすることで、Speak2の設定を行える。なお、設定の範囲はデバイスによって異なるようで、Speak2 75にはあった「Audio」がSpeak2 55にはなかった。

Speak2 75の詳細画面。Audio設定もできることが分かる Speak2 75の詳細画面。Audio設定もできることが分かる
Speak2 55の詳細画面。オーソドックスなSettingしかない Speak2 55の詳細画面。オーソドックスなSettingのみだ
Speak2 75ではイコライザーを設定できる Speak2 75ではイコライザーを設定できる

 Settingに入ると、前述したスマートボタンの機能割当の他、ペアリングした端末の確認や削除、Speak2のリセット、スリープモードに入るまでの時間の設定、ファームウェアアップデートなどを行える。

Speak2の設定メニュー。デバイス名を変えられる
ペアリング済み端末の確認や解除
バッテリー状況やペアリング、Bluetooth接続の通知を声またはトーンで行うかを設定
スリープモードに入るまでの時間設定
着信したソフトフォンへの対応をスピーカーフォンで行うかどうか、スマホのミュージックプレイヤーよりPCに着信した音声通話を優先するかどうかの設定
スマートボタン(外縁にある「・」ボタン)への機能割り当て
ファームウェアアップデートに関係した設定などを行える
Speak2とペアリング済みの端末を確認できる。なお、リストで端末を選んでから「Save」ボタンをクリックすると、当該端末のペアリングを解除できる。誤って選択し、端末名の先頭に「・」がついてしまった場合は、リスト内最上部の何もないところをクリックして選択を解除しよう

 気になったのは、日本語にローカライズされていないため、全メニューが英語表示なことだ。デジタル機器を扱うことの多い読者であれば、難なく扱えるかもしれないが、筆者としては「日本語化してくれれば、さらに多様な層に受け入れられるのにな」と思わずにはいられない。

 なお、上部にある「Reset」をタップしてしまうと、Speak2が初期化される。Speak2の応答ボタンと終了ボタン(受話器を上げる形のボタンと受話器を置く形のボタン)を同時に長押ししても工場出荷状態に戻すことができる。

手軽に普段のサウンド環境をワンランクアップできるデバイス

 音声ガイダンスとPC向け専用アプリがローカライズされていないことを除けば、どんなチープな音を鳴らすスピーカーを搭載しているデバイスであったとしても、簡単接続で高音質、高集音性をもたらしてくれるのがJabra Speak2シリーズだ。

 Speak2 55であれば2万7500円で、どんなPCでもタブレットでもスマホでも、Web会議をワンランクもツーランクもアップさせられる。ヘッドセットやイヤフォンなどを使ったビデオ会議では、どうしても長時間継続するのは難しい。その点、Jabra Speak2シリーズなら手軽に質の高いビデオ会議を行える。

 ビジネス向けの製品ではあるが、普段は外部スピーカーとして音楽やネットラジオを流して、使い終わったらケーブルを外して簡単にしまうことも可能だ。

 「あそこの会社は何を言っているのか(聞こえなくて)よく分からないんだよな」と、Web会議や商談を敬遠される前に、購入を検討してみてもいいのかもしれないと感じた。

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