CPUは開発コード名「Alder Lake-S」ことデスクトップPC向けの第12世代Coreプロセッサを採用している。評価機はミドルレンジのCore i5-12400を備えていた。
この世代では性能優先のPコアと電力効率優先のEコアを適切に使い分けるハイブリッド構造を導入しているが、このCore i5-12400はEコアを搭載しておらずPコアのみ(6コア12スレッド)である。
Eコアの恩恵は受けられないが、Pコアも前世代に搭載されていたコアから大きく進化しており、パワフルな処理性能を持っている。
グラフィックスカードは搭載せず、グラフィックス機能にはCPU内蔵GPU(Intel UHD Graphics 730)を利用する。
なお、THIRDWAVE Pro HGシリーズのラインアップにはCore i9-12900TやCore i7-12700T、Core i3-12100を搭載するモデルも用意されている。
CPUクーラーには、標準でNoctuaのCPUクーラー「NH-L9i-17xx」を採用している。Noctuaはオーストリア発祥のブランドで、その実績からPCのDIY市場での名声は高く、独特のブラウンとベージュの配色とともに静音/高品質志向の製品として定着している。
本製品が採用する「NH-L9i-17xx」は、小型PCケースへの搭載を意識したロープロファイルの空冷クーラーだ。静音性と冷却性能を両立させた製品として人気が高い。市場価格は8000円前後と、高級品を標準で搭載しているところにサードウェーブのこだわりが伺える。
メモリとストレージはBTOによるカスタマイズに対応している。標準ではメモリは8GB(8GB×1/PC4-25600S)、ストレージがPCIe Gen 3インタフェースのNVMe SSD(M.2)という内容だ。
メモリは最大64GB(32GB×2)まで搭載できる。標準の8GB(8GB×1)ではシングルチャンネルアクセスのためCPUの性能を十分発揮しきれないため、デュアルチャンネルアクセスが有効になる16GB(8GB×2)以上の構成を選択することをお勧めしたい。
ストレージは、M.2 SSDを最大で2TBまで選べ、2.5インチHDD/SSD(SATAインタフェース)を追加するデュアルストレージが可能だ。メモリやストレージの必要容量は使い方によって変わるため、このようにカスタマイズできるのはありがたい。
システムのメインボードにはPC4-25600S(DDR4-3200)対応のSO-DIMMソケットが2基ある。評価機では8GBモジュールが1基のみ装着されていた。カスタマイズに対応しており、最大で64GB(32GB×2)の構成が選択できる
THIRDWAVE Pro HG5023の標準構成では、PCI Express 3.0 x4対応のM.2 SSD(NVMe)を500GB搭載する。評価機ではWestern DigitalのWD Blue SN570を採用していた
システムには2.5インチストレージ(Serial ATA 6Gb/sインタフェース)を2基搭載する余地がある。カスタマイズメニューでも最大2TBのSATA SSDまたはSATA HDDを追加できるようになっている最後に、ベンチマークテストで本機の性能をチェックしよう。
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