CPUは第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)のUシリーズまたはPシリーズで、ベースモデル(カスタマイズ前の基本仕様)では以下のものから選択できる。なお、★印が付いているものは企業向けのセキュリティ/管理機能である「Intel vPro Enterprise」に対応している。
CPUのピーク性能をより長時間引き出せるようにすべく、本体のクーラーファンは2基構成となっている。そのサイズは左右で異なっているが、放熱設計を最適化しているので問題ないとのことだ。
クーラーファンにはホコリがたまりがちだが、今回のモデルはフィン部分の掃除をしやすくする「ダスト・クリーニング機構」を採用している。ホコリがたまったら、フィン付近にある裏ぶたの2カ所のネジを外して簡単に掃除できる。
メインメモリはLPDDR5-4800規格で、容量は16GBまたは32GBとなる。ストレージはPCI Express 3.0接続のM.2 SSDとなり、容量は256GBまたは512GBから選択可能だ。SSDについては一般的な「Type 2280」サイズだが、ユーザーサイドでの交換はサポート対象外となる。
ディスプレイは13.3型TFT液晶で、最大解像度は1920×1200ピクセルとなる。Lバッテリーのモデルでは、12月からカスタマイズ(CTO)オプションでマルチタッチ対応パネルに変更することも可能だ。
ディスプレイの上部にはWebカメラを搭載している。標準ではHD(1280×720ピクセル)撮影対応の約92万画素センサーだが、CTOオプションでフルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応する約200万画素センサーに変更することもできる。電源ボタンを指紋センサーの一体型に変えるオプションもある。
標準のキーボードは日本語配列で、公称のキーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmというスペックとなっている。Lサイズのバッテリーを搭載するモデルでは、CTOオプションとしてキーストロークを2mmとした構成も用意される。
古いPCユーザーの場合、“深い”ストロークのキーボードを求める傾向がある。一方で、薄型ノートPCに慣れている若年層のユーザーは、ストロークが“深すぎる”キーボードでは疲労をためてしまう可能性を否定できない。古いニーズと新しいニーズの両方に応えるべく、今回はキーストロークを選べるようにしたのだという。
なお、ボディー設計の一部が変わることから、発売当初は2mmキーボードを選択できない。現時点では、12月をめどに選べるようになる見通しだ。
キーボードの配列は、昨今の「dynabook Gシリーズ」「dynabook Vシリーズ」と同様で、右方にある一部のキーのサイズが小さいことを除けばクセはない(写真は試作用のスケルトンモデルで、キートップの色も異なる)
左が標準の1.5mmストロークのキーボードモジュール、右がLバッテリー構成のCTOオプションとして選択できる2mmストロークのキーボードモジュール。今回の発表会では「2mmキーボードモジュールを搭載する実機」の展示はなかったが、モジュールの状態でもストロークの違いは体感できた
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