未来を創る「子どもとプログラミング教育」

レノボ・ジャパンが大和研究所で“濃い目”の「親子ワークショップ」を開催! プログラミングやノートPC分解でエキサイトする現場を見てきた(4/4 ページ)

» 2023年08月09日 17時00分 公開
[井上翔ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

大和研究所の見学ツアー

 ワークショップの最後のプログラムは、会場となっている大和研究所の見学ツアーだ。

 同研究所は、グローバルのLenovoグループにおけるノートPCの研究/開発拠点として位置付けられている。ここで開発されたThinkPadが、日本や中国などの工場で組み立てられて、全世界に届けられるのだ。

 今回は、報道関係者や法人顧客向けに行う「ラボツアー」をベースに、一部の展示内容を子ども向けにアレンジした上で、「スタンプラリー」を組み込んだものとなる。スタンプラリーはコンプリートすると、記念品がもらえるという寸法だ。

 参加者は複数のグループに分かれて、研究所の見学可能エリアへと旅立っていった。

ラボツアー ツアーに出発!!
温度 低温/高温環境でのテストを行う施設には、多数のThinkPadが並んでいた。通常のラボツアーでの展示では、専用のテストプログラムを繰り返し実行しているのだが、今回はその内容を分かりやすくした「子ども用」を実行していた
EMI測定 「EMI(ノイズ)測定」を行う施設では、「不思議な円盤」を指定の場所に近づけるとノイズが減るという趣向の展示が行われた。これも、通常のラボツアーの内容を子ども向けにアレンジした結果である
展示室 ThinkPadの歴史に関する展示室では、好きな展示物を手に取って記念撮影できた。2画面ワークステーションである「ThinkPad W701ds」(2010年発売)を選んだこの子どもは、かなりの“通”である
内藤在正氏 この展示室には「ThinkPadの父」として知られる内藤在正氏の等身大パネルもあったのだが、それに気が付く親子はいなかった
チャンドラ 展示室内のThinkPadの系図には、「チャンドラ」「チャンドラ2」も含まれていた。分かる人には分かると思うが、チャンドラシリーズも「ThinkPadにつながるPC」と認識されていてうれしく思う
振動試験落下試験 衝撃/落下試験室では、ThinkPadに与える衝撃を“目と手で”体感したり、落下テストの様子を見学したりできた
防音室 防音室では、マイクに向かって大声を出して波形を見ることができた
乗っかる試験 ThinkPadの耐荷重性能を“踏んで”試すアトラクションもあった。このように、大人(親)がしっかり踏み込んでも……
バッチリ動く ご覧のように問題なく起動した

 研究所のツアーの終了後、修了証と記念品、スタンプラリーの景品の授与を経てイベントは終了した。

 世界中にPCを販売するメーカーは幾つもある。しかし、日本国内に主要製品の研究/開発拠点を設けるメーカーは珍しい。今回のイベントに参加した子どもたちの中から、グローバルに活躍するIT人材が生まれることを期待したいと思う。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  8. デル、ビジネス向けのスタンダード22型/24型/27型液晶ディスプレイ7製品を発表 (2024年05月09日)
  9. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー