Wi-Fi 6E対応のメリットはある? バッファローの新型フラグシップルーター「WXR-11000XE12」を試して分かったこと(4/5 ページ)

» 2023年08月16日 17時00分 公開
[瓜生聖,ITmedia]
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WXR-11000XE12の通信パフォーマンスをチェック!

 WXR-11000XE12の実力はいかほどのものか――通信パフォーマンスをチェックしていこう。

 今回は、サーバ役として10GBASE-T対応ネットワークカードを接続したデスクトップPC(Core i5-13400F/32GBメモリ/Windows 11 Pro)を、クライアント役としてレノボ・ジャパンのWi-Fi 6E対応ノートPC「ThinkPad Z13 Gen 1」(Ryzen 7 PRO 6860Z/32GBメモリ/Windows 11 Pro)を用意して、それぞれ有線/無線で本機と接続した。デスクトップPCには、ネットワークパフォーマンス測定ツール「iPerf3.1.3」を導入し、ウィンドウサイズを「10MB」とした上で、開始5秒間を切り捨てて10秒間の平均通信速度を記録する。

 本機は、テスト環境(筆者の自宅マンション)の一番隅にある部屋に設置した。テスト環境では既に2.4GHz/5GHz帯のメッシュWi-Fiが構築済みで、電波の干渉によって少し厳しい結果が予想される。これは導入済の環境を停止させるのが面倒だったから……ではなく、やや分の悪い、リアルな環境における実力をチェックしたかったからだ(メッシュWi-Fiを止めること自体は、それほどの手間ではない)。

 電波は、周波数が高くなるほどに電波の直進性が高まる。そのため、障害物の回避や透過がしづらくなる。日本の住宅事情としてもルーターからの距離以上に、ドアや壁などの影響が大きいと予想される。そこで、今回は条件の異なる8カ所で「ドアを開けた状態」と「ドアを閉めた状態」の通信速度を帯域別に計測した。

 まず、ドアを開けた状態での通信速度をチェックしてみよう。結果は以下の通りである。

  • 2.4GHz帯
    • ベスト(スポット1):上り159Mbps/下り164Mbps
    • ワースト(スポット5):上り9.23Mbps/下り10.5Mbps
  • 5GHz帯
    • ベスト(スポット1):上り635Mbps/下り655Mbps
    • ワースト(スポット5):上り144Mbps/下り147Mbps
  • 6GHz帯
    • ベスト(スポット2):上り937Mbps/下り960Mbps
    • ワースト(スポット5):上り76.2Mbps/下り79.6Mbps
ドア開放時の通信速度(2.4GHz帯) ドア開放時の通信速度(2.4GHz帯)
ドア開放時の通信速度(5GHz帯) ドア開放時の通信速度(5GHz帯)
ドア開放時の通信速度(6GHz帯) ドア開放時の通信速度(6GHz帯)

 ドアを閉めた状態での通信速度はどうなのか。続けて確かめた所、以下のような結果となった。

  • 2.4GHz帯
    • ベスト(スポット1):上り152Mbps/下り161Mbps
    • ワースト(スポット5):上り14.5Mbps/下り15.8Mbps
  • 5GHz帯
    • ベスト(スポット4):上り675Mbps/下り693Mbps
    • ワースト(スポット5):上り169Mbps/下り175Mbps
  • 6GHz帯
    • ベスト(スポット1):上り1350Mbps/下り1380Mbps
    • ワースト(スポット5):上り91.8Mbps/下り94.3Mbps
ドア閉鎖時の通信速度(2.4GHz帯) ドア閉鎖時の通信速度(2.4GHz帯)
ドア閉鎖時の通信速度(5GHz帯) ドア閉鎖時の通信速度(5GHz帯)
ドア閉鎖時の通信速度(6GHz帯) ドア閉鎖時の通信速度(6GHz帯)

 最も高速だったのは、ドア開放時がスポット2(本機設置部屋の正面にある廊下)の6GHz帯(上り937Mbps/下り960Mbps)、閉鎖時がスポット1(本機設置部屋)の6GHz帯(上り1350Mbps/下り1380Mbps)だった。

 一方、最も低速だったのは、ドア開放時がスポット5(キッチン)の2.4GHz帯(上り9.23Mbps/下り10.5Mbps)、ドア閉鎖時もスポット5の2.4GHz帯(上り14.5Mbps/下り15.8Mbps)だった。

帯域別の結果(2.4GHz帯) 帯域別の結果(2.4GHz帯)
帯域別の結果(5GHz帯) 帯域別の結果(5GHz帯)
帯域別の結果(6GHz帯) 帯域別の結果(6GHz帯)

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