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コスパに優れる“飛び道具”的なミニPCで仕事環境をレベルアップ 「GeeLarks X2」をリモートデスクトップと定時実行処理に活用「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(3/4 ページ)

» 2023年08月24日 15時35分 公開
[石黒直樹ITmedia]
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もう一つの役割、定時実行処理は省エネが大切

 仕事上、私は定期的にネット上にあるシステムの稼働状況を確認したり、ネット上の情報を収集したりしたいことがあります。その定型的な操作を人間が実施する必要はないため、私はそうしたプログラムを作り、日々実行させています。例えば「対象のWebサイトの画面スクリーンショットを撮り、Gmailに添付して自分に送信する」といったことです。

 こうした処理はLinux系OSの方が最適かと思いきや、内容によってはWindowsの方が簡単に作れることもあります。今だと無償で使える「Microsoft Power Automate Desktop」のようなローコード開発環境もあります。作成したフローをタスクスケジューラで定時実行することができるので、いろいろお試しください。

 定時実行処理をさせるということは、PCの電源を24時間投入しています。そのため、アイドル時の消費電力はとても気になるわけです。現在、リモートデスクトップと定時実行処理のためのPCとして「DELL Optiplex 3070マイクロフォームファクター」という小型PCを使っています。

photo DELL Optiplex 3070とGeeLarks X2。DELL購入当初は「小さいな〜」と感じましたが、比較するとマイクロさがなくなってますね……

 ハイスペック重視の自分ですが、この使い方をする端末については、あえてCore i5を選択し、少しでも電力消費が少なくなるような選択をしています。多少処理速度が遅くても就寝中に実行させるなど工夫しているので、処理に時間がかかっても問題ないのです。

 今回のGeeLarks X2ですが、Intel N100というコスパよし、パフォーマンスよし、省エネ、と評判のCPUを積んでいます。TDP(熱設計電力)は6Wであり、実際に実機で計測したところ、実測8W前後で推移していました。1kWh=36.6円(2023年6月5日、東京電力)計算で、1日中起動させていても約7円です。なお、前述のDELL Optiplex 3070に搭載のCPUはCore i5-9500T、TDPは35Wです。

photo 消費電力の実測値は約8Wでした。リモートデスクトップで接続した状態です

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