コロナ禍で鈍ってしまった体のために、運動などを取り入れつつ健康的な生活を……という話はそろそろ聞き飽きてきたかもしれないが、健康に注意を払うのは悪いことではないだろう。ASUS JAPANは8月18日、そんな健康管理機能に特化した多機能スマートウォッチ「ASUS VivoWatch 5」を発売した。ASUS直販ストアでの価格は4万320円(税込み、以下同様)だ。
VivoWatch 5という名称だが、VivoWatchにナンバリングが採用されたのは本モデルからで、前モデルは2021年に発売された「VivoWatch SP」だ。基本的なスタイルもVivoWatch SPを踏襲している。
スペックにディスプレイサイズの記載はないが、実測では約34.5mm(約1.36型)で、ケースサイズは約53.5(幅)×47(奥行き)×13.5(厚さ)mm(突起部除く)、重量は約74g(ベルト込み)だ。本体だけの重さは実測で52.7gと、スマートウォッチとしては、やや大型の部類になる。
本体には、右側面にホームボタンを搭載する。ホームに戻るという機能に加え、長押しによる強制終了以外に機能はなく、画面操作での選択などは全てタッチ操作で行う。ただし、ASUS HealthConnectアプリで設定すると、長押しすることで現在地のデータとリアルタイムの健康データを設定した相手に送信可能だ(詳細は後述)。
なお、対応OSはiOS 11以降/Android 4.4以降となる。
画面は反射型カラーLCDを備える。スマートウォッチで採用例が多い有機ELと比べてしまうと、どうしても発色などの面では見劣りするが、逆に直射日光下での視認性は非常に高い。最近の有機EL搭載スマートウォッチは輝度が高くなっているとはいえ、直射日光下では画面を見るのに手でカバーして影を作ったりしなければいけないこともあるが、そんなことをしなくても画面内容をはっきりと確認できる。
背面にはPPG(光学式心拍センサー)と、その周囲に電極が配置された独自のデュアルセンサーを備えている。PPGと電極は側面にも配置される。基本的には背面のセンサーで自動計測してくれるので、側面のセンサーはあまり利用しないが、指先には血管が集中しており、こちらを利用した方がより正確に計測が可能とのことだ。
ベルト幅は22mmで、製品としてベルトカラーが異なるオレンジとホワイトの2種類が用意されているが、このベルトとは別にシリコンベルトも付属している。
続いて、健康管理機能を見ていこう。
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