9月21日、ASUS JAPANがポータブルゲーミングPC「ROG Ally」の下位モデル「RC71L-Z1512」を発売した。直販価格は8万9800円(税込み)だ。6月に発売した上位モデル「RC71L-Z1E512」(10万9800円)との価格差は2万円と少しお手頃だが、性能面でどれぐらいの差があるのか。両方を同時に試して検証してみた。
まずは、あらためてROG Allyの外観をチェックしていこう。本体サイズは、約280(幅)×111.38(奥行き)×21.22〜32.43(厚さ)mmで、重量は公称値で約608gだ。
薄くて軽量なので、大きなバックパックでなくても持ち運びは容易だ。なお、上位モデル同様、本体カラーはホワイトのみとなる。
ディスプレイはタッチ対応のフルHD(1920×1080ピクセル)7型IPS液晶を搭載している。リフレッシュレートは最大120Hz、応答速度は最短7msとゲーミングディスプレイとしても十分な性能だ。
パッド一体型ボディーのため、本体左側には左スティック、方向キー、表示ボタン、コマンドセンターボタン、右側にはABXYボタン、右スティック、メニューボタンとArmoury Crateボタン、上部の左右にはバンパーボタンとトリガーボタンがある。
ユニークな部分として、背面の左右にマクロボタンを搭載している。設定から自分好みの機能を割り当てられる。
本体上部には、指紋センサー一体型の電源ボタン、ボリュームボタン、ROG XG Mobile端子、USB 3.2 Gen 2 Type-Cポート、microSDメモリーカードスロット(UHS-II対応)、3.5mmヘッドフォンジャックがある。microSDメモリ−カードでストレージを拡張できるのは安心だ。
ACアダプターは、USB PD(Power Delivery)対応で最大65W出力のものが付属している。ケーブル一体型かつプラグも折り畳めないため、持ち運びにはあまり適していない。
また、本体を立てかけるための簡易的なスタンドも付属している。作りは非常にシンプルだが、想像以上に安定感は良好で、コントローラーを使ってプレイするときに便利だ。
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