ポータブルゲーミングPC「ROG Ally」の“お手頃モデル”はお買い得? 上位モデルと比較してみた(1/3 ページ)

» 2023年09月21日 12時00分 公開
[でこいITmedia]

 9月21日、ASUS JAPANがポータブルゲーミングPC「ROG Ally」の下位モデル「RC71L-Z1512」を発売した。直販価格は8万9800円(税込み)だ。6月に発売した上位モデル「RC71L-Z1E512」(10万9800円)との価格差は2万円と少しお手頃だが、性能面でどれぐらいの差があるのか。両方を同時に試して検証してみた。

photo 傭兵業も意外とこなせる……のはどちらのモデル?

ROG Allyの外観をチェック

 まずは、あらためてROG Allyの外観をチェックしていこう。本体サイズは、約280(幅)×111.38(奥行き)×21.22〜32.43(厚さ)mmで、重量は公称値で約608gだ。

photo 本体重量は実測で609.5gだった

 薄くて軽量なので、大きなバックパックでなくても持ち運びは容易だ。なお、上位モデル同様、本体カラーはホワイトのみとなる。

 ディスプレイはタッチ対応のフルHD(1920×1080ピクセル)7型IPS液晶を搭載している。リフレッシュレートは最大120Hz、応答速度は最短7msとゲーミングディスプレイとしても十分な性能だ。

 パッド一体型ボディーのため、本体左側には左スティック、方向キー、表示ボタン、コマンドセンターボタン、右側にはABXYボタン、右スティック、メニューボタンとArmoury Crateボタン、上部の左右にはバンパーボタンとトリガーボタンがある。

photo 本体正面にはゲームコントローラー、タッチ対応の7型IPS液晶ディスプレイとスピーカーがある

 ユニークな部分として、背面の左右にマクロボタンを搭載している。設定から自分好みの機能を割り当てられる。

photo 背面には2つのマクロボタンを備える。2つある排気口のうち片方はROGロゴを模したものにんなっている

 本体上部には、指紋センサー一体型の電源ボタン、ボリュームボタン、ROG XG Mobile端子、USB 3.2 Gen 2 Type-Cポート、microSDメモリーカードスロット(UHS-II対応)、3.5mmヘッドフォンジャックがある。microSDメモリ−カードでストレージを拡張できるのは安心だ。

photo 電源ボタンやポート類は本体上部に配置されている
photo 本体下部にはシリアルナンバーのステッカーと、国内向けの各種認証などを記したステッカーが貼られている

 ACアダプターは、USB PD(Power Delivery)対応で最大65W出力のものが付属している。ケーブル一体型かつプラグも折り畳めないため、持ち運びにはあまり適していない。

photo 同梱されているACアダプターはUSB PD対応、最大65W出力

 また、本体を立てかけるための簡易的なスタンドも付属している。作りは非常にシンプルだが、想像以上に安定感は良好で、コントローラーを使ってプレイするときに便利だ。

photo 本体を立てかけられるスタンドも付属している
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