「Samsung Portable SSD T9」は片手サイズで胸ポケットもOKなUSB 3.2 Gen 2x2対応ポータブルSSDだったポータブルストレージの道(2/3 ページ)

» 2023年10月04日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

2つの専用ソフトウェアを用意

 Samsung製のストレージ製品には専用ソフトウェアが用意されている。1つは「Samsung Magician Software」で、もう1つは前述の「Samsung Portable SSD Software 1.0」だ。

 前者は、Samsung製の内蔵SSD/ポータブルSSD/メモリカード/USBフラッシュドライブなど全てのメモリストレージ製品をサポートしている。ダッシュボードでストレージのステータス/温度/パフォーマンスなどの状態を一望できる他、パフォーマンスベンチマークの実行/最適化/デバイス診断/データ移行や完全消去といったデータ管理なども行える。

 後者のSamsung Portable SSD Software 1.0と機能は重複するが、ドライブにパスワードをかけて暗号化することも可能だ。

Samsung Magician Softwareで暗号化の設定 Samsung Magician Softwareで暗号化の設定をしているところ
Samsung Portable SSD Software 1.0で暗号化されていることを確認 Samsung Portable SSD Software 1.0を開くと、「セキュリティモードが有効になっています。」と表示され、先に設定した暗号化が有効になっていることが分かる

 Samsung Portable SSD Software 1.0は、Samsung製ポータブルSSDにセキュリティ機能を追加するのに特化したものだ。それゆえ操作は非常にシンプルである。暗号化を有効にすることだけが目的であれば、Samsung Magician Softwareより、こちらの方をお勧めしたい。

 というのも、Samsung Magician Softwareは設定でオフにできるものの、PCの起動時に同時に立ち上がってくるからだ。そのため、「新しいバージョンを利用できます」とアップデートを促すメッセージが表示されることがあり、少々うっとうしいと感じることもある。Samsung製のSSDを監視するのでなければ、Samsung Portable SSD Software 1.0だけで十分だろう。

 Webページから同ソフトをダウンロードしてインストール後、立ち上げるとSSDを接続するように促される。既に接続している場合は左側にSSD名が、右側にはセキュリティの状態が表示される。「設定」ボタンをクリックして「セキュリティモード」を「オン」にしよう。

Samsung Portable SSD Software 1.0起動直後 ポータブルSSDを接続せずにSamsung Portable SSD Software 1.0を起動すると、接続を促す画面が表示される
Samsung Portable SSD Software 1.0画面 SSDが接続済みであれば、接続した機器名が表示される
Samsung Portable SSD Software 1.0画面 Samsung Portable SSD Software 1.0の設定画面。ここから、セキュリティモードのオン/オフや機器の名前の設定、パスワードの変更などを行える

 すると即座に「パスワードの設定」画面が表示される。パスワード入力欄に4文字入力すると右側に緑色のチェックマークが表示される。英数字や大文字小文字を組み合わせなくても良いようだが、万が一落としたときのことを考えて、他人に推測されにくく、かつ自分で覚えていられるものを設定しよう。

 ここで設定したパスワードは接続時に毎回求められるが、忘れてしまうと永久に中身を見られなくなるので注意が必要だ。

パスワード設定画面 Samsung Portable SSD Software 1.0のパスワード設定画面
4文字でOK 試しにパスワードを入力したところ、英小文字4文字でチェックマークが表示された
設定を完了させる 自身が覚えられる長さのパスワードを入力したら、「完了」ボタンをクリックして設定を完了させよう

 「完了」ボタンをクリックすると、設定画面に戻る。ここで「セキュリティモード」がオンになっていることを確認しよう。次回以降、接続時に同ソフトが立ち上がり、パスワードの入力が求められる。

設定画面に戻る 設定画面に戻った。「セキュリティモード」がオンになっていることを確認する
接続時に立ち上がるSamsung Portable SSD Software 1.0 次回以降、パスワードを設定して暗号化したポータブルSSDを接続すると、このようにSamsung Portable SSD Software 1.0が自動的に立ち上がり、パスワード入力を求められる

 Samsung Magician Softwareでは、Samsung製メモリやストレージ製品の状態を確認できる。現時点で室温が27.2度なのだが、ベンチマークテストを5回走らせ、5.01GBのデータのコピーと削除を5回繰り返してみたが、内部温度は31度となっている。Samsung Portable SSD T7 Shieldでは、ベンチマークテストを5回行っただけで34度になっていたので、放熱設計がうまくいっていることが分かる。

 とはいえ、PCMark 10 Full System Drive Benchmarkのようなテスト中は46度〜48度まで上昇した。いずれにせよ、ドライブが熱を帯びて持てなくなるということはなかった。

T9のダッシュボード Samsung Magician SoftwareのダッシュボードでT9の状態を確認したところ。レビューした日は室内温度が高めだったが、しっかり放熱されていることが分かる
Samsung Portable SSD T7 Shieldのダッシュボード 同じくSamsung Portable SSD T7 Shieldの状態を確認してみると、ほんのり温度が高かった。もっとも、この程度の温度はSamsung製ポータブルSSDにとって許容範囲内ではある

 続けて、転送速度のベンチマークテストを行った。

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