「Meta Quest 3」は店頭で体験できる機会が増えそう 発売イベントには野田クリスタルさんとゆりやんレトリィバァさんも登場(1/3 ページ)

» 2023年10月11日 16時54分 公開
[渡辺まりかITmedia]

 米Metaは10月10日、VR/MRヘッドセット「Meta Quest 3」の発売記念イベントを渋谷ヒカリエホールで開催した。登壇したMeta日本法人の味澤将宏氏(Facebook Japan 代表取締役)や、Meta Reality Labsのピエール・キアン氏(日本マーケティング統括)が、Questシリーズの歩みや日本の販売戦略について説明した。

Meta Quest 3 Meta Quest 3

 イベントにはお笑い芸人でゲームクリエイターでもある野田クリスタルさんや、マルチタレントのゆりやんレトリィバァさんもゲストとして登場し、Quest 3を実際に体験した。さらに、同日スタートする渋谷モディを会場にしたポップアップ体験会の様子もお届けする。

Metaの歩み

 Quest 3は既報の通り、Meta Quest 2の後継機種だ。価格は128GBモデルが7万4800円(税込。以下同)、512GBモデルが9万6800円となっている。

 従来機種と比べて最も大きな進化は、カラーパススルーに対応したことだろう。Quest 3のデザインを印象付けるフロント部分の3つの黒いパーツは、中央が奥行きを検知する深度センサー、両サイドはRGBカメラとなっており、その解像度はQuest 2の10倍、Quest Proの3倍だ。ユーザーはカメラの映像を通じて周囲を確認できるため、そのまま歩いたり、棚の上に置いたドリンクを取って飲んだりできる。

カラーパススルーに対応したQuest 3 カラーパススルーに対応したQuest 3

 何より、プレイエリアをあらかじめ指定するガーディアン設定をせずとも、自動的に壁や障害物などを検知してくれるのがうれしい。装着してすぐに遊び始められる気軽さがある。

 内部設計も大きく改良されている。パンケーキレンズを採用したことで、光学系部分の厚みをQuest 2比で40%も薄くし、見た目のゴツさも払拭した。

 本体下部に新しく搭載したダイヤルで、手軽にレンズのIPD(瞳孔間距離)を53mmから75mmまで調整できる。目とレンズの距離を調整するスライダーも接顔部に搭載している。メガネユーザーはQuest 2などでスペーサーを別途購入する必要があったが、その必要もなくなっている。

IPD(瞳孔間距離)の調整機構

 ディスプレイの解像度は片目あたりで2064×2208ピクセルと、Quest 2比で30%アップとなる。リフレッシュレートは72Hz、80Hz、90Hz、120Hz(試験中)で、視野角は水平に110度、垂直に96度だ。

解像度、処理性能がアップ Quest 2と比べ、解像度も処理性能もアップした

 SoCにはSnapdragon XR2 Gen 2を採用している。メモリはQuest 2と比べて33%増となる8GBを搭載した。本体は充電可能なバッテリーを内蔵しており、USB Type-Cや別売りのドックで充電する。コントローラーは単三形乾電池1本で動作する。

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VRをニッチなものから多くの人が楽しめるコンテンツへ

 味澤氏は「信じられないでしょうが、わずか5年前にはヘッドセットとゲーミングPCを接続する必要があった」と前置きしてから、MetaのVR/MRヘッドセットの歩みについて解説した。

Meta日本法人の味澤将宏氏(Facebook Japan 代表取締役) Meta日本法人の味澤将宏氏(Facebook Japan 代表取締役)
MetaのVR/MRヘッドセットの歩み MetaにおけるVR/MRヘッドセットの歩み

 「2019年には初の6DoFとなるオールインワンVRヘッドセット『Quest』を発売し、2020年にはQuest 2、さらに2022年にはフルカラーパススルーで表情をトラッキングできるQuest Proを発売した。特にQuest 2は、家電量販店での販売を行うことで、VRをニッチなものから、多くの人が楽しめるコンテンツへと引き上げることができた」(味澤氏)

 Questのコンテンツは全世界で20億米ドル以上を売り上げているという。その中でも「日本は重要なマーケットであるため、Metaは日本市場に注力している」と味澤氏。その理由は「新しい技術への期待度が高いこと、量販店での展開、マーケティング活動を日本チームで行っていること、日本が持つIPが強いこと」などを挙げている。

日本市場に注力 日本が重要なマーケットとなっている理由

 Questシリーズはエンターテインメント以外にも、教育、福祉、ビジネスなどの分野で活用されていることを強調していた。

エンターテインメント以外でのQuestの活用 Questは、エンターテインメントだけでなく福祉や教育、ビジネスといった分野でも活用されている

 キアン氏は、Quest 3の技術仕様について触れてから「より多くの人にVR/MRの世界に触れてもらえるよう、タッチポイントを増やした」と話す。

Meta Reality Labs 日本マーケティング統括 Pierre Kiang氏 Meta Reality Labsのピエール・キアン氏(日本マーケティング統括)
販売店 ECサイトのAmazonをはじめ、さまざまな家電量販店で販売する

 具体的には、家電量販店でスタッフがいなくても実際に装着してフルカラーパススルーによるMRを体験できるような仕組みを整える。さらに10月10日から11月19日の期間限定として、渋谷モディと新宿マルイアネックスでポップアップ体験会を開催する。体験会では発売前のゲームをプレイすることもできるという。

 味澤氏は「Quest 3の登場で、リアルとバーチャルが融合された世界を自分も楽しんでいる。購入すれば、ストレスなくVRと現実世界を行き来できるということを実感してもらえると思う。われわれが開発した最先端の技術を皆さんに体験してもらいたい」と話した。

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